三島賞は『切れた鎖』田中慎弥に決まりました。芥川賞に落選した作品で受賞という、完全に芥川賞に喧嘩を売っている三島賞のスタンスは大好きです。田中慎弥は先日、川端康成文学賞という大きな賞ももらったばかりで、大躍進ですね。おめでとうございます!
ちなみに選考委員は島田雅彦、高樹のぶ子、筒井康隆、福田和也、宮本輝から小川洋子、川上弘美、辻原登、平野啓一郎、町田康へと一気に世代交代しております。
第21回山本周五郎賞
こちらも順当な受賞。『ゴールデンスランバー』はこれで本屋大賞とあわせて二冠です。今野敏は一昨年の『隠蔽捜査』での吉川英治文学新人賞受賞に続いて続編である『果断』が山本賞受賞という、シリーズで賞を取るという珍しいパターンになっております。人気と実力を兼ね備え、文庫の平台でもよく売れいる二人です。おめでとうございます!
こちらの選考委員は変わらずに、浅田次郎、北村薫、小池真理子、重松清、篠田節子という手堅いメンバー。
紹介しそこねていましたが、大江健三郎氏が独断で選ぶ大江健三郎賞の第2回の受賞作も『わたしたちに許された特別な時間の終わり』に決まっております。前回の受賞は長嶋有『夕子ちゃんの近道』。どうやら僕の好きなラインをついてくるようなので今後とも要チェックの賞です。






