野口整体の創始者として、日本の東洋医学を代表する人物である野口晴哉が、初心者に向けてわかりやすく野口整体のポイントを説く。体の自発的な運動を誘導して体の偏りを正す「活元運動」、個に立脚した体力発揚法である「体癖論」と「整体体操」、体の本能的な力を使った「愉気法」などの他、風邪の活用法、飲み過ぎ食べ過ぎの体操、出産前後の体の正し方など。(裏表紙の紹介文)
毎年、健康診断で背骨が曲がっていると言われつづけているために、ロングセラーのこの本を買ってみたが、思っていたのとちょっと違っていた。どうやら野口整体というのはカイロプラクティックというよりは気功に近いようなイメージで、流行の身体論に近いかもしれない。人間の自然治癒力を発揮させる「気」の流れをよくするための整体法。
真面目な話のなかに、とぼけた部分があって読み物としても楽しめる。整体体操のあとはどれも「しばらくポカンとする」となっているのも魅力的だ。
顔でも丁寧に見ると、足の赤くならない側(引用者注・足湯や脚湯で温めた時)の顔は、小さくなっています。大雑把に左右同じつもりでいるが、よく見ると人間の顔は誰でも左右違う。それが風邪をひく前は極端に片側が小さくなる。皆さん、家族の人の顔を観察してごらんなさい。どちらか一方が大きいような人はありませんか。もし、その差がひどければ風邪候補です。しかし食べすぎても片側が大きくなる。だから風邪の前で大きいのもあれば、食いしんぼうのために大きいのもある。
消化器系統の風邪は脚湯(膝まで)、呼吸器系統の風邪は足湯(くるぶし)で、普段より二度高い温度で六分間温めて、それで片方の足だけ白いままだったら、その足だけあと二分温める。そして水を飲んで寝たら風邪に効くという。なんだか面白そうなので次に風邪を引いたら試してみよう。
■野口晴哉先生の本たち
| Amazy | |||




