オタク系文化についての本格的な評論として注目を集めた本だが、僕には難しい内容で理解しかできなかった。言いたいことは何となくわかるのだが、うまく消化できず。
以下、共感できた文章をひとつだけ引用。
オタクたちが社会的現実よりも虚構を選ぶのは、その両者の区別がつかなくなっているからではなく、社会的現実が与えてくれる価値規範と虚構が与えてくれる価値規範のあいだのどちらが彼らの人間関係にとって有効なのか(中略)
その有用性が天秤にかけられた結果である。そのかぎりで、社会的現実を選ばない彼らの判断こそが、現在の日本ではむしろ社会的で現実的だとすら言える。
…虚構と現実の区別がつかないオタクはオタクではないだろう。現実逃避こそオタクの本分。
合わせて読みたい関連書籍
- 斎藤 環
- 戦闘美少女の精神分析
- 東 浩紀, 斎藤 環, 竹熊 健太郎, 永山 薫, 伊藤 剛, 小谷 真理
- 網状言論F改―ポストモダン・オタク・セクシュアリティ
