11月発売の文庫 | 砂場

砂場

本の感想と日記。些細なことを忘れないように記す。

すっかり紹介を忘れていたので、いつもは分けて紹介するところを、まとめて行きます!


羽田 圭介
黒冷水

兄の部屋を偏執的にアサる弟と、執拗に監視・報復する兄。出口を失い暴走する憎悪の「黒冷水」。兄弟間の果てしない確執に終わりはあるのか? 史上最年少17歳・第40回文藝賞受賞作!解説=斎藤美奈子(出版社ホームページより)


兄弟喧嘩の大暴走。文庫の見開きにある著者の写真が超カッコイイ。



星野 智幸
最後の吐息

蜜の雨が降っている、雨は蜜の涙を流してる――ある作家が死んだことを新聞で知った真楠は恋人にあてて手紙を書く。鮮烈な色・熱・香が奏でる恍惚と陶酔の世界。第34回文藝賞受賞作。解説=堀江敏幸(出版社ホームページより)


『目覚めよと人魚は歌う』で三島由紀夫賞を受賞。『ファンタジスタ』で野間文芸新人賞を受賞した、文学系のサラブレッド。玄人受けはいいのだが、あまり売れない…。



谷川 俊太郎
愛のパンセ

愛は行動の中の実感をもって語られるべきだ。谷川俊太郎が斬新なスタイルで語った青春論。二十六歳のときに書いた初めてのエッセー集!
1950年頃から1957年にかけて書いたエッセイや詩、歌、モノローグドラマをまとめた本書は、1957年に刊行し、いまとなっては著者が持つ最後の一冊となった。まぼろしの名著が文庫版で登場。(出版社ホームページより)


文庫なのにハードカバー!



角田 光代, 佐内 正史
だれかのことを強く思ってみた

角田光代と佐内正史が切りとる東京の記憶。
「ねえ地球最後の日にさ、あたしこの町にいるわ、そんでショップというショップからほしいものを全部強奪して死ぬわ」(「世界の終わり」)。写真とショートストーリーで描き出すふたりの、「東京」。(出版社ホームページより)


タイトルが素晴らしい。写真が素晴らしい。ショートストーリーは読んでないので分からないけど、きっと素晴らしい。と思う。


クライヴ バーカー, Clive Barker, 池 央耿
アバラット

アバラット――母なる大洋イザベラ海とそこに浮かぶ25の島々の世界。亡霊たちのひそめきが響きわたる廃墟、陽光に満ちた楽園、9年にいちど卵から人間の子を孵す鳥の住む島、海賊たちの根城、歓楽の不夜城、そして、残忍な王が支配する真夜中の島、謎に満ちた25時の島……。異形のものどもがうごめき、昼と夜がせめぎあう。アバラットでは、すべてのことが起こりうる。どこか、まだあなたの知らないところに、<時>が<場所>となる世界がある。
未知なる旅の扉は、いま、ここに開かれた――アバラットへようこそ。(出版社ホームページより)

ハードカバーにあった挿絵が無くなっているのが残念。「すべてのファンタジーはここにひれ伏す」という帯の文句にしびれる。



森 絵都
つきのふね

親友との喧嘩や不良グループとの確執。中学二年のさくらの毎日は憂鬱。ある日人類を救う宇宙船を開発中の不思議な男性、智さんと出会い大変な事件に巻き込まれる。揺れる少女の想いを描く、直球青春ストーリー。(出版社ホームページより)


森絵都の文庫は買ってある。あとの楽しみにおいてある。そろそろ人気が爆発してもいい頃だと思うのだが。



小川 洋子
博士の愛した数式

[ぼくの記憶は80分しかもたない]博士の背広の袖には、そう書かれた古びたメモが留められていた──記憶力を失った博士にとって、私は常に“新しい”家政婦。博士は“初対面”の私に、靴のサイズや誕生日を尋ねた。数字が博士の言葉だった。やがて私の10歳の息子が加わり、ぎこちない日々は驚きと歓びに満ちたものに変わった。あまりに悲しく暖かい、奇跡の愛の物語。第1回本屋大賞受賞。(出版社ホームページより)


何か面白い本はないかと尋ねられたら、まず、この本を薦める。



石田 衣良
4TEEN

東京湾に浮かぶ月島。ぼくらは今日も自転車で、風よりも早くこの街を駆け抜ける。ナオト、ダイ、ジュン、テツロー、中学2年の同級生4人組。それぞれ悩みはあるけれど、一緒ならどこまでも行ける、もしかしたら空だって飛べるかもしれない――。友情、恋、性、暴力、病気、死。出会ったすべてを精一杯に受けとめて成長してゆく14歳の少年達を描いた爽快青春ストーリー。直木賞受賞作。(出版社ホームページより)


最近、各メディアなどへ露出が多いイシダイラ氏。IWGPと本書は読んでおきたいところ。



宮部 みゆき
模倣犯1

説明不要。現在、日本で一番売れる作家の、一番売れる本。分かりにくいけど表紙のイラストは繋がっているので全5巻を横に並べてみると楽しい。



畠中 恵
ぬしさまへ

きょうも元気に(?)寝込んでいる、若だんな一太郎の周囲には妖怪がいっぱい。おまけに難事件もめいっぱい。幼なじみの栄吉の饅頭を食べたご隠居が死んでしまったり、新品の布団から泣き声が聞こえたり……。でも、こんなときこそ冴える若だんなの名推理。ちょっとトボケた妖怪たちも手下となって大活躍。ついでに手代の仁吉の意外な想い人まで発覚して、シリーズ第二弾、ますます快調。(出版社ホームページより)


先月の新潮文庫の新刊で『模倣犯』よりも『4TEEN』よりも『博士の愛した数式』よりもハイペースで売れて品切れになったのはこの本!大人気!