『極め道』三浦しをん/知恵の森文庫 | 砂場

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本の感想と日記。些細なことを忘れないように記す。

三浦 しをん
極め道―爆裂エッセイ

古本屋で200円にて購入。現在、品切れ絶版状態にてアマゾンでは1000円の値がついている。勝者!

小説よりもエッセイの人気が上回ってきた三浦しをん。作家としての才能を高く評価する僕としては少し心配だが、エッセイが面白いのだからしょうがない。


エッセイは各出版社からでているが元をだどればどれもBoiled Eggs Online で毎週更新の「しをんのしおり」から。そして本書はその記念すべき第一弾。


庭のエサ箱にくるカラスの夫婦にアテレコしたり、台湾にいってまで日本のコミックを買い、宝塚劇場に歓喜してタカラジェンヌとウルトラマンの関係を発見し、PHSの通話料120円に泣く。ひたすら馬鹿馬鹿しい妄想炸裂エッセイ。


だが、僕がいちばん面白かったのは三浦しをんの歩く広告塔である叔母。棚に置いてある三浦しをんのデビュー作を「売れ残っている」と言って買い、地下鉄の最後尾から乗り込み、本を見せびらかしながら先頭車両まで歩く…。やはり妄想よりも現実のほうが笑える。