追悼 長新太 | 砂場

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本の感想と日記。些細なことを忘れないように記す。

おおらかなユーモアと意表を突くナンセンスあふれた作風で知られる絵本作家でイラストレーターの長新太(ちょう・しんた、本名・鈴木シュウ治=すずき・しゅうじ)さんが25日午後3時17分、中咽頭がんのため死去した。77歳。(毎日新聞)

今年は昨年と違って平和だと思っていたところに倉橋由美子さんの訃報が飛び込んできて、続けざまに長新太さん。


日本を代表する絵本作家のひとりであり、僕がもっとも意味がわからんと思う絵本を書く人だ。ナンセンスの神様と呼ばれるだけあって、シュールで荒唐無稽で奇想天外で予測不可能な物語を描く。意味がわからんが「すごい」というのが長新太の絵本を読んだときの僕の感想だ。


著者: 長 新太
タイトル: ゴムあたまポンたろう

その独特の世界に大人のマニアなファンも多い。だが、僕が長新太が好きな理由は子供にも絶大な人気を誇るところだ。きっと子供はこんな話が本気で面白いのだろうなと、昨年、知人の古本絵本市で『ゴムあたまポンたろう』をみたときに思った。頭がゴムの男の子が山にポンとぶつかって、ゴムボールのように跳ねて空に飛んでいき、落ちてくるとまた頭がなにかとぶつかって、またポンと空に飛び上がり、そのまま世界を飛び回るという話。…空がピンク色。


著者: 長 新太
タイトル: キャベツくん

長新太さんほど個性溢れる絵本作家の人はそう簡単には現れないだろう。独特の作風で唯一無二の絵本作家。同じ傾向の人がいれば、その作品を読んで気を紛らすこともできるが、長新太さんでは無理な話。だが、長新太さんは数多くの作品を残してくれた。いつか長新太の再来などと呼ばれる才気溢れる新人が現れる時まで(無理かな)、じっくり楽しむだけの作品がある。


数多くの名作を残してくれてありがとうございます。ご冥福をお祈りします。


以下は著作のほんのほんの一部。

 著者: 長 新太タイトル: あるけあるけ


 著者: 長 新太タイトル: ちへいせんのみえるところ


 著者: 谷川 俊太郎, 長 新太タイトル: にゅるぺろりん


 著者: 長 新太タイトル: へんてこライオンがいっぱい


 著者: 長 新太タイトル: ブタとタコのダンス


 著者: 木村 裕一, 長 新太タイトル: にんげんごっこ


 著者: 長 新太タイトル: なんじゃもんじゃ博士 ハラハラ編


 著者: 長 新太タイトル: ねむる


 著者: 石津 ちひろ, 長 新太タイトル: へんてこかるた  


著者: 灰谷 健次郎, 長 新太

タイトル: ろくべえまってろよ