第132回直木賞・角田光代&第132回芥川賞・阿部和重 | 砂場

砂場

本の感想と日記。些細なことを忘れないように記す。



著者: 角田 光代
タイトル: 対岸の彼女

直木賞はまた伊坂幸太郎が落選。『グラスホッパー』は結構好きなのだが、世間的には前回落選の『チルドレン』の方が評価が高いことだし、ここで取るのも無理があったか。また次ということで、文句のつけようのない傑作を期待。新作がでるたびレベルが上がっていく伊坂なら必ず書けるはず!

芥川賞は僕の一押し舞城王太郎は候補にもならず…。こうなったら芥川賞は置いといて、舞城には数年後に直木賞を取ってもらうということで。それにしても文藝賞コンビのどちらかが取れば盛り上がったのに。もうこんなことなら芥川賞よりも文藝賞に注目すべきだ。芥川賞より文藝賞&三島賞。直木賞より山本周五郎賞。本好きならすでに当然だから、世間的にもこっちに注目して欲しいところだ。

と言っても、この二人の受賞は嬉しい。実力の割には一般的な知名度が低く、もっと売れてもいい作家だとずっと思っていた二人だ。角田光代など売れないけど平積みしてたし。ずっと置いていたのに阿部和重の文庫棚差しは年末に返してしまって、あわてて発注。あいかわらずバカ書店員だ。

直木賞は伊坂or福井晴敏で芥川賞は文藝賞コンビのどちらかが取った方が書店としては盛り上がったのだが、本好きとしては嬉しいかな。角田光代&阿部和重おめでとう!