お山(?!)の妄想のお話です。
毎日ではないけど、忘れて油断した頃にヤツは挑んでくるんだ。
今回はたぶんおいらの人生で1番の敵。
最大で最強なヤツ……
負けるわけにはいかない、皆に迷惑はかけられない。
おいらは必死に闘った、何度ももう駄目だとおもったけど歯をくいしばり最後の力を振り絞った……
何とか勝つ事ができた、でも不覚にも怪我をしちまった
小さな傷だし皆にバレることはないと思うけど
細心の注意を払わないと…
「はよ~」
今日は5人での収録。
楽屋に入るともうニノはいて平常運転でゲームをやっていた。
「はよざいます」
おいらを全く気にしてないから内心ホッとしているといきなりニノはこっちを見た。
「ちょっとあんたどうしたの?」
「へっ??何が?」
ニノはおいらを凝視しながら
「歩き方おかしいけど、どうかしたの?」
「はぁ??なにいってんだ?」
やべえ、気付かれた(汗)
ちょっと違和感があって変な動作してたかも。
でもここは何とか隠し通さなきゃ、この後の収録にかかわる………かも?
「いや、おかしいって。膝?また膝悪くしたの?」
おいらの爆弾気にしててくれたのか?
あんがとなぉ、でも膝かんけえねぇから。
「膝は絶好調超だから」
「じゃあどこ?…………ん?…けつ?」
ニノがおいらのケツを凝視する…
やベェ。
「んにゃ、ケツはなんも問題ねぇ」
へらりと笑ってみたけど、ん?なんかニノの眉間に皺がよって眼光が何時もよりするどい?
「おまえ……何かかくしてんな……ケツは問題ないって言いながらなんで両手でガードしてんた!!」
ニノが恐ろしい形相で近付いてくる!
なんだよおめぇ、超こええよ!
思わずケツガードに力がはいる。
『おい、言え。言って楽になれ。悪い様にはしなねぇからゲロっちまえ!!』
いや、なんのキャラ入った?
わかんねぇけど、凄い迫力。
さすが何とか男優賞とっただけあんな~
「どうしたか聞いてんだよ!!」
がしりと両手を掴まれてケツのガードを外される。
顔も凄く近付いて、もうチューしちゃう位の距離だよ
「……正直に言え…じゃないとパンツ下ろすぞ…」
ニノが俺の目を見ながら顎を少し上げて言う。
これ本気のやつだ、正直に言わないと楽屋で
フル〇ンという情けない姿にされるぅ
しょうがない、恥をしのんで言うしかねぇ
「…あの……切れて…ちょっとだけな…」
「!!!」
「血もちょびっと出た…思ってたよりあいつデカくて…でもほんとーにちょこっとだから!」
「!!!!!!!!」
俺の言葉にニノはへなへなと床に崩れ落ちた。
「??ニノどした?大丈夫か?」
「……あんた、とうとうヤられちまったのか?
俺が何年もかけて育て慈しんできたケツを…」
う?やられた?なにをだ?
てか、おいらのケツはお前に育ててもらったのか?
「あいつに!櫻井翔に!掘られちまったのかぁぁ!!!」
「ふえぇぇ??」
……………………なぜ翔くん?
掘られたって、なにを?!
え?!ニノ何の話ししてんの?!
おいら意味がわかんねぇんだけどおお!
つづく
すいません×100