ある日突然
連絡がとれなくなった友人がいる。
Nとは、しゃべったその日に気があい、
急速に仲良くなった。
それが数年後、
連絡がつかなくなる。
手紙も返事がない。
Nの意志で連絡を絶ったと感じ、
悩みつつも家を訪ねなかった。体調も崩していた。
何年か経ち、
足を延ばして出かけた街で
Nは声をかけてきた。
背伸びして入ったブランドショップで
店員として働いていたのだ。
何もなかったように冗談を言いあったが、
Nはどこか苦しそうな顔をしていた。
何か心にダメージを受ける出来事があった。
ように見えた。
来月の店のイベントにまた来ると約束したのに、
私は行けなかった。
手紙を書くと言ったNからは手紙は届かなかった。
確かに私は、
『(気にしてないから手紙は)いいよ。』
と明るめに言った。
再び連絡をとりあえると簡単に思ったからだ。
人を信じられない。
と、かつてNが言ったことがある。
それに拍車をかける何かが起こった。
そして、信じられない対象者の中に
私も入ったのだろう。
でもNが私をどう思おうが、
知ったこっちゃない。
身に覚えもない。
私はまだ友達のつもりだし、
また会える。とどこかで思っているのだ。
