朝は自分の飲むコーヒーをフィルターで淹れる。
という友人に影響されて、久しぶりにコーヒー豆を買った。
友人曰く、
トゲトゲした気分で淹れるとそんな味になるのだそうだ。
そういえば、学生時代に喫茶店でバイトをしてた時、
同じ配分のブレンド豆でも
淹れる人によって味が変わったものだった。
同じように教わって、同じようにやっているのに
不思議と淹れる人好みの味になる。
「○○さんのは苦味が出て、○○さんのは酸味がでるわね」
と主任さんがよく言った。
お客さんにも、好みのスタッフのコーヒーがあったようだ。
モーニングタイムには、コーヒーにバターロールとゆで卵がつき、
毎朝、出勤前のおじさんやお姉さんが次から次へと訪れる。
カウンター内の私たちは大わらわだが、
お客さん達はくつろいで短時間の朝食を楽しんでいた。
バイトしてしばらく経つと、コーヒーを淹れさせてもらえた。
『只今のコーヒーは○○です』という札に、名前を出してもらえるのだ。
店のスタッフは女性オンリーで、
幅広い年齢の個性的なお姉さんが集まっていた。
皆それぞれのユーモアがあり、
それぞれの美人で、
ほぼ大酒のみ。
朝まで呑んで、
アルコール臭をまとってご出勤のお姉さんもいた。
クラシックの流れる店にロングスカートがユニフォーム。
という店だったので、そのギャップはかなり笑えた。
二日酔いで淹れたコーヒーは、どんな味だったろう
。
今はもうない店をたま~に思い出しつつ、
酒豪ねえさんと呑み歩く大阪の夜は、
今も豪快で楽しい。
