高校一年生の思い出
15の春。あの校門を潜り抜けたときにはまだ中学の延長線上にいた。
これから始まる新しい生活に実感を持てなかった。ただ少しだけ、
前に失いかけた自分自身を取り戻したいと思った。
教室の色は白と灰色の間のような色だった。
角ばったところのない白い机は鉄でできていて
教壇から後ろのロッカーまでの床は灰色で統一されていて
黒板の両翼には大の大人が両手を広げたくらいの大きなモニターが
設置されていた。
「英検の教室だ」
僕はふとそんなことを思った。
少し前に塾で受けた英検の受験室もこんな感じだった。
なんとなく涼しげな印象の室内に少し緊張した様子で自分の椅子に
座る生徒たち。話をしているのは人懐っこそうな女子とその隣で
調子を合わせているおとなしそうな女子。
好きな声優
A.水瀬いのり
Q.どこが好き?
A.総合的にかわいい
Q.総合的とは?
A.声、顔、身長、スタイル、仕草、性格、化粧、髪型、服装、出演キャラ、爪が可愛い、いい匂い、おならとかう◯ことか一切しない、また自前のリップクリームがとぅるんと艶やか
Q.おならとかう◯ことか一切しないとは?
A.あんなに可愛いいのりんがするはずない
Q.それでは生きていけないのでは?
A.いのりんは生きている
Q.それは分かってます!
A.なら聞くなよばかぁ
Q.バカって言った方がバカなんだよ
A.へっへーん、俺はばかぁって言ったんだよバカなんて言ってないよ
Q.言ってるのと一緒じゃん
A.はーい?いつ言いましたー?何時何分何曜日地球が何回回ったとき?
Q.あ、えと、なんかごめん
A.いや、俺こそ、なんかごめん