海水飼育に限らず、地球規模での自然界から宇宙に至るまで…目に映る世界から自身の肉体、細胞に至るまでが全てはバランスという均衡、あらゆる形となり変化し循環が保てるからこそ存在できているように思う。
何も考えずただ息を吸い食を摂り眠る、仕組みに意識を傾け思考を進めていけば、何故の宝庫であるが答えもまた簡単、単純な場所へと行き着く。道理とは、どこから入っても同じ答えとなり誰にでも出来ることだと野人さんは長年話しているが、最近はなんとなくそれがわかる気がする。
人の判断とは根拠を辿れば実に曖昧なものであり、学びが邪魔をして本質を見えなくしている…そんな風に感じるのは私だけではないと思う。
アクアもまた同じで、誰かが言い出した事を起点として思考を進めるのは間違いや道迷いの元である。だから失敗を繰り返す。〜だろう、〜と思われる、曖昧な予測論は結論を間違える。基礎となる学習が理科や化学であるからわからなくなり迷走するのもまた自然な流れかもしれないが…学習とは、見ている世界を観察し、疑問を深掘りした先に得る経験ではないかな。
私は水質を測らないが、それは様々な生体を散々殺した上での経験から積み重ねた学びでしかない。一番野蛮で残酷な人間の本質を地で走っているのだなぁと、改めて地獄行きを苦笑した。だが、何も無慈悲に飼い殺しているわけでもなくわざとでもない。失えば涙するし申し訳なくも思うが、そもそも他の命を手中に収める自体が間違いであるのだから、それはどーにもならん！というのが答えだな
⬇️トゲはなんとかフサフサしだしたが…
⬇️ショウガは来てからみるみるポリプを引っ込めている。相当お気に召さない水なのであろうな
今回、全てに於いて再出発な2025年であったが 本当に自分が求めている水景が、暮らしがなんなのかを見定める一年に感じた。
サンゴ…というよりLPSがうまくいく水質に戻れば3年かけてフラグサイズから育ってくれたカイメンであっても死滅する水質となる。
残念無念…かなりお気に入りであったのに🥲
だが、このカイメンが生きれる飼育水とはソフトコーラルがギリギリ生きれる程度、微量元素などもほぼ枯渇な変動なき海水だという事はわかった。
そういう環境はワラワラも偏る。カイメンや海藻がうまくいけばLPSすら生きてはいけないが、飼い主的には水換えなしの足し水のみで飼えるからバランスはとりやすい。
この深き溝を多少なりとも埋めるためには、やはり"海"なのだ。人間の判断など及ばぬ自然界の仕組みを少しだけ取り入れる。疑似的、期間限定的でしかないが創り出す基礎とは、熟成された水槽腰下と常に溶かされ提供される微量元素しか道がない。
私には難し過ぎるハードル高きカルシウムリアクター…その一択となり、介護で中断された原点回帰が２年越しでようやく叶う瞬間に嬉しさひとしお、再び立ちはだかった巨大な岩壁の前で、うずくまり頭を抱え悶絶する日々の再来だ。
ひぃぃ…
そして…
そうしたいなら、2つの水槽に2台のリアクターは必須。いやいや、んな予算も精神？根気もありませんがな
楽しく可能な限りの怠惰で楽をしてやりたい事を成し遂げるから面白く自信もつく。続けられる事を自分の歩幅で進む…それが背伸びはしない生き方だと思いたい。
新水槽をサンゴ水槽と称しているものの、最初はライブロックの観察しかヤル気はない。正直、どんな水景を目指すとか完成形が全然見えてこない。
気が済んだら現水槽から耐えられそうになさげな雰囲気を醸し出すSPSをちまちま移動…
ネシアのハナガサだけがどうしても年単位で飼えない、その理由を探してもみたいがなんとなく答えも見えつつある。
ケミカンさんのご厚意、謎ハナガサはやる気を醸し出しはじめた。
こないだのバロニアオペのネシアハナガサは、ムーンライトの時間の方が少し背が伸びる…
つまり、今の光は実はストレスとか？
誤納ネシアは、ほんとにネシアなの？という雰囲気であるがポリプは流通する普通のハナガサよりひとまわり小さい。
こちらはベッセルの株分けフラグ、既に時間を過ごしているから強い印象。
難しく感じる理由…それは飼育水のシーソーがどちらかに傾いているからでしかなく、海は広大であり人には辿り着けぬ深さもある。"場(深度)に合わない生体"だから育てられないだけ。私が言う深度とは光云々の話だけではなく、水の層のそれぞれの世界、雰囲気だ。
栄養塩、水温、水の分子密度、圧力、静けさ、水流のうねり…スライムの中に全身浸かったが如く頭がこんがらがってくるかもしれないが、私の感覚とはそういうもので人にお伝えしづらい
インドネシアの産地そのものに潜り触れて味わえれば答えの糸口は見つかるであろうが、できない事はできない。わからないものはわからない、だ。
どうやって情報を集めて脳内にリアルに再現しようか、それを水槽前で何時間も思考する私は、夜の家事をいとも容易く放棄した。
(￣▽￣)+.*:｡
今日は日曜日。皆、勝手にやれぃ！