歳を取るってことは



ほんの些細なことにも



感謝できるようになる、って



ことなのかもしれない。



見逃してしまわずに



気づくことができる。



本当の意味で繊細になる。



人は感謝を忘れたときに



運を落とすんじゃないだろうか。



自分ばかり不幸に見えて



周りが見えなくなる。



逆に幸せが過ぎて



威丈高になる。



どんな時も



あらゆる存在のお陰を



忘れなければ、



乗り越えていける。



自分だけが不運なのではなくて、



恩を忘れるから運を落とす。



苦しみを運が悪いと思って済ませるか、



何に気づくべきかを考えるかで、



その後の人生が大きく変わってくる。



変えられない運命のようなものも



あるけれど、



いつになっても抜けない不運が



あるとするなら、



それは自分の中に



気づかなければならない



何かがある。



そうして拾い続けていくことで



いつの間にか



光が見えてくる。



変えていくことができる。



人生って



上手く生きるためではなくて、



地道に一つずつ経験を重ねて、



自分を育てていくこと



なんじゃないかな。



外側に見えるものじゃなくて



内側に確かにあるもの。



豊かさは自分の内側に



無限に溢れていくもの。



自分で創造していくもの。