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大学生のうちにかいておきたいこと

ホリヒカルです。SFCという藤沢の大学に通っています。卒業までの4年間に起こったコト、考えたコト、悩んだこと、嬉しいこと色々書きたいと思ってます。書くうえで大切にしたいことは「じぶんに素直」です。

iPhoneの画面が割れたのは、大学からの帰り道のことだった。自転車通学の僕は、坂道を、それも突き刺すように寒い風を切ってペダルを一生懸命にこいでいたし、まさかポケットからするりとiPhoneが落ちるとは思ってもみなかった。「ガンッッ」と明らかに不愉快な音がきこえたと同時に僕はブレーキをかけて坂道を止まった。例の慣性の法則に従って、僕の身体は少しだけ自転車に対して前のめりになった。幸い、後ろからも前からもひとが来る様子がなかったので、僕はゆっくりと自転車をおりて、そしてそれを押しながら通り過ぎた道をのぼり返した。手に取ったiPhoneには、ガラス画面の左上に大きくヒビが入ってしまっていた。

それから、画面を見るたびに陰鬱とした気分になった。完璧な姿を失った喪失感というよりも、傷ついたプロダクトになぜか心が締め付けられるような気がしたからだと思う。だけど、大学には強者もいて、画面全体がヒビだらけにもかかわらず、さも何事もなかったかのように使い続けるひともいた。僕は、思わず「気にならないのですか?僕は見ているだけで気がめいってしまうのですが」と聞いてみたが、「慣れですね・・。」と一蹴されてしまった。中には、ヒビの割れ方を観察して、そのヒビがどの角度からの衝撃に寄って生じたものか分析しているという人もいた。

僕は、いまだに画面が割れたiPhoneには慣れてはいない。気にならなくなったという表現が適していると思うが、それでも新品を使っていた頃に、「自転車に乗るときはiPhoneはポケットではなくて、カバンにしまいなさい!」と叱ってやりたい。