僕らには「身体」という外界と精神を結ぶインターフェースがある。五感をもってして世界を感じて、理解し、ときに想像する。そのなかでも、特に「足の裏」は重要な部位であるのではないか、というのが今日の内容です。
身体は必ず人工物との接点、もしくは接面をもたざるをえない。例えば、僕の指先はコンピュータのキーボードに触れていて、そもそも身体全体は洋服という布に覆われている。また、おしりは座っているイスと接していてうでは机の上にもたれている。
足の裏はどうだろうか。基本的に生きている瞬間の多くを何かと接している。つまりは、僕らが寝ている時以外は、足の裏は常に人工物との接点を持っているのである。と、気づいたのはキャンパスを歩いていたときのことだった。大学のキャンパスは自然豊かなので池があったり森があったりする。芝生のうえを歩くこともよくある。そうすると、おのずと無意識的に芝生のうえとコンクリートのうえを歩くときの感覚的な違いを身体が覚える。
そうした背景のなかで、こないだふと、その無意識的な状況を意識した。なぜかはわからないけど、とにかくコンクリートの上を歩いているときと芝生の上をあるているときの足裏の情報にセンシティブでいようと思うようになった。
良いお年を。