【試合前雑感】田中恒成VSジャナサン・ゴンサレス(WBOSフライ級) | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

今週末のセミセミ。


四階級制覇王者   田中恒成が初防衛戦を迎える。


相手は12位のジョナサン・ゴンサレス。

この日の事実上のメインである那須川天心の相手と同姓同名の為、ジョナタンなんて表記が為されているが、拙blogはジョナサンで通す。


この興行が発表された時、那須川の相手について幾つか批判めいたコメントを読んだ。確かに前戦でKO敗けしても世界ランキングが落ちないのは不思議だが、プロ4戦目でカリド・ヤファイに勝った選手と戦うのは立派に思う。


一方、田中は中谷潤人の返上したWBOSフライ級タイトルの決定戦にすかさず出場(中谷は田中の返上したWBOフライ級タイトルの決定戦に出場したのでお互い様)、大した事のない相手に勝って四階級制覇達成、更に初防衛戦は12位の相手。


何だかなぁ、と思う。


世間様からは田中のマッチメークに関する批判はあまり聞かない。高山が返上したWBOミニマム級王座決定戦に出場した時もそうだった。同じく中谷がWBOSフライ級決定戦の後、下位ランカーと戦っても批判の声を聞かない。


好きの反語は無関心。

村田諒太のマッチメークは少なからず批判を集めた。


昨日、発表された井上尚弥の防衛戦は海外での批判が強い(日本語に翻訳された井上批判の記事は片っ端から消されているので、興味がある方は原文を探してください)。


井岡一翔に至っては指名試合と王者との対決ばかりだが批判の声は絶えない。


田中も中谷も関心を持たれない事が最大の不幸に思う。


さて、ゴンサレスはジェルウィン・アンカハスに敗れた試合位しか見ていない。頑張るけど怖さの無い選手。クリスチャン・バカセグアとレベル的には変わらない。パワーは寧ろ劣るかもしれない。


体調が芳しくないと伝わる田中が普段通りのコンディションでリングに上がれば問題ないと思う。


田中には両国国技館でセミセミを戦うより、名古屋のメインイベンターで居続けてほしかった。