レイモンド・フォードVSニック・ボール(WBAフェザー級) | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

フランク・ウォーレンVSエディ・ハーン興行2試合目。


WBCタイトル挑戦に失敗したニック・ボールが今度はWBAタイトルに挑む。前回に続きサウジアラビアに登場。王者 レイモンド・フォードは劇的なKOでタイトルを獲得してからの初防衛戦。


初回、豆タンクスタイルのボールは前に出る。これしか戦法はない。

フォードはサウスポースタイルからボールのガードの隙間に的確なパンチを浴びせる。


2ラウンド、ボールは左アッパー→右ストレートの連打で攻める。このコンビネーションは強い足腰と勇気が必要。

3ラウンド、ガードの上を叩くボールに対し、フォードはガードの隙間を打つ。

4ラウンド、フォードはガードの上を打たせ過ぎ。貰っていないつもりかもしれないが見映えが悪い。

5ラウンド、ボールはスイッチしながら連打を放つ。ヒット率は低いがフォードに手を出させない。

6ラウンド、フォードの正確さが上回る。

7ラウンド、フォードの左2発がボールの顔面を捕える。これは効いた。ボールは珍しく後退。

8~10ラウンド、ボールは変わらず前に出るが、突貫力が落ちている。フォードはペースを変えず、コツコツヒットを奪う。

11ラウンド、馬力の落ちたボールだが前進は続ける。フォードは押し返したいがこちらもやや疲れが見えてきた。

ラストラウンド、下がりながら打つフォードの左アッパー、右フックがヒット。かなり効いている様に見えるがボールの前進は止まらない。正確さのフォード、攻勢のボールの図式は変わらないまま試合終了。

判定は小差のスプリットでボール。
私はフォードが上回ったと思ったが、ボールの攻勢が支持された。