【後編】階級の意味があるのだろうか? | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

前回の続き。


と言っても前回は提言、今回は妄想の世界。


ボクシングファンは妄想好き………だと思っている。陸上や水泳の様に数字と言う記録で競い合うわけではない。私の場合、過去の名選手達が頭の中で現役ボクサーと戦う姿をよく思い描く。


他のスポーツに疎い為、わからないがPFPやオールタイムグレートの考え方は他の格闘技にもあるのだろうか?

あるかもしれないし、無いかも知れない。


さてここからが前回の続きなのだが………計量から試合まで35時間前後、最大40時間も間が空くと妄想の仕方も違ってくる。


90年代半ばに当日計量から前日計量に変わった。もし当日計量の時代のボクサーが計量から35時間~40時間も与えられたらどうなるだろう?


バンタム級史上最強はエデル・ジョフレを上回り、カルロス・サラテになっていそう(もちろん妄想です)。



少なくともルペ・ピントールに敗れる事はなかっただろう。


減量苦で知られるファイティング原田は35時間で思いっきり増量し、幻ではなく文句無しに三階級制覇を成し遂げていたかもしれない。


逆のパターンだと………最近のバンタム級日本人名王者 達、 長谷川穂積、山中伸介、井上尚弥は当日計量でも変わらぬパフォーマンスが出来ただろうか?


山中はわからないが、リバウンドの達人、長谷川と井上は相当戦力ダウンすると想像する。


当時と今ではルールが違う為、比較する方が間違っているのはわかっている。

しかし、これではヘビー級以外の16階級は過去のグレートと現代の王者を比較しても意味がないし、楽しくない。


前日計量と当日計量、何の為に階級制度があるのか考えれば後者が理想なのは言うまでもない。


もうすぐ前日計量になってから30年が経つ。

ボクシングがショービジネスとしてだけでなく、プロスポーツとして生き残る為にも、ルールを見直す必要があるのでは?、そんな気がする。