シンコ・デ・マヨのメインイベント。
カネロ・アルバレスがWBO暫定王者と対戦。
熱狂的な大歓声の中、カネロが入場。
そう言えば………25年位前、パーネル・ウィテカーが入場時にチャンピオンベルトを持たないとしてWBCから注意を受けていた。今では考えられないな。
初回、カネロがプレッシャーをかけ、下がるライダーに左ボディをヒット。
2ラウンド、ライダーの腰がやや引けている。カネロ、いきなりの左ボディが良い。
3ラウンド、カネロはジャブを突きライダーをロープに追い込み右フックを放つ。ライダーは接近戦で左アッパーを狙う。
4ラウンド、カネロの右ストレート、左ボディがヒット。ライダーも右ボディ、左アッパーを返す。
5ラウンド、カネロの鮮やかな右ストレートがライダーの顎にヒット。ダウンを奪う。
6ラウンド、カネロの右フックでライダーはバランスを崩す。
7ラウンド、カネロはジャブを突き右を繋げる。この右が真っ直ぐだったり、弧を描いたりとライダーには厄介。
8ラウンド終了間際、カネロの右フックでライダーは倒れるがスリップの裁定。
9ラウンド、カネロの右ショートでライダーは千鳥足。
10ラウンド、またもやカネロの右でライダーは後退するが持ちこたえる。
11ラウンド、カネロは仕留めに行くかと思ったが意外にも慎重。
ラストラウンド、特に大きな山場のないまま試合終了。
採点は大差のユナニマスでカネロ。
昨年のシンコ・デ・マヨ興行はディミトリー・ビボルに敗れ、散々だったが今年は無難に勝利。
ライダーは負けが5つあるが決して弱い相手ではない。
Sミドル級の残る強豪、デビッド・ベナビデス、デビッド・モレルとの対戦を期待したい。