気が付けば試合まで後3日。
残念ながら日本全国野球ブームになってしまい世間様からの注目度は低い。
井上兄が返上したタイトルを弟がリボリオ・ソリスと争う。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20230404/13/sun-ocean-mountains/a5/e7/j/o1080088215265135829.jpg?caw=800)
このマッチメークに関しては以前、既に批判したので今回はパス。
井上は久々のバンタム級での試合。兄とは違い跳ねる様なフットワークで目まぐるしくポジションを変えるスピードスター。
KO率は低いが実際にリングサイドで生観戦をすると意外とパンチが重く感じる。テレビの画面越しには伝わってこないのだが。
対するソリスは10年前、日本を騒がせた。
河野公平からWBASフライ級タイトルを奪い、亀田大毅とのWBA.IBF統一戦でウェイトオーバー。試合に勝ってしまった事から「敗けても王者」問題が勃発。
この騒動は今でも尾を引いている。
ソリスはタイミングの良いボクサー。角度を細かく変化させながら緩急を付けるジャブは厄介。相手が強気に出てきたら右カウンターを合わせる。またスタミナがあると言うより、無駄に動き回らない省エネスタイルの為、12ラウンド、イーブンペースで戦える。
山中慎介やギジェルモ・リゴンドーからダウンを奪っているが相手がサウスポーだったのであまり参考にはならないかもしれない。
この試合のキーポイントは時の流れ。
ソリスがどれだけ力を残しているか?、に尽きる。
河野、亀田2に勝った頃のソリスなら井上を下がらさせ、コツコツジャブを当ててポイントをピックアップする様に思うが………あれから10年。どれだけ力を残しているのかはわからない。井上のジャブに右を合わせられたら一方的にソリスペースになる可能性がある。
逆にソリスが井上のスピードに反応出来ない様なら一方的に井上が勝つかもしれない。
試合成立に亀田1VSムニョス並にモヤモヤした物が残る為、せめて試合は好ファイトになってほしい。