日本人として申し訳なくなるボクサー | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

そろそろ生配信中のDAZNでメインイベントが行われる。今、私は釣場。寒い。なので後から鑑賞。

20センチ台のセイゴしか釣れない。



クリス・ユーバンクJr VSリアム・スミスの好カードがメイン。

ユーバンクJrの不幸ぶりは痛々しい。
父親同士が因縁のあるコナー・ベンとのビッグマッチはベンのドーピングによって直前に流れたのは記憶に新しい。イギリスではかなりの大興行。ユーバンクJr は尋常でない(ベンとは2階級違う)減量をしたはずなのに無駄になった。

また、ユーバンクJrは数々の世界ランカーに勝ちながら正規の世界王者になった事がない。2度WBA暫定ミドル級王者になっているのにミドル級タイトルに挑戦出来ないままどちらも剥奪。
特に1度目の剥奪(強制返上)は、WBAから試合前に「返上を条件に防衛戦を認める」と言う謎の通達。

長らく村田諒太の指名挑戦者でありながら、結局、世界挑戦出来なかった。日本人として申し訳なく感じる。ゴロフキンVS村田はビックイベントには違いなかったが、負の面も忘れてはならない。

父親は幸運な判定で勝ち続けたが、息子は父親が幸運だった分、不幸を背負い込んでいる。

ユーバンクJr以外にも日本人として申し訳なく思うボクサーはいる。私自身はリアルタイム世代ではないが、アントニオ・アマヤ。
当時としては華麗なボクシングで小林弘を2度に渡って翻弄。テレビ局は「パナマの原始人」なんて紹介をしていたが失礼極まりない。
柴田国明と戦った時は既に衰えていた。

90年代はクリス・サギドやタノムサク・シスボーベーに申し訳なく感じる。

それにしても………タノムサクやサギドと違い一度も日本の地に足を踏み入れていないのに人生を変える程にユーバンクJrには迷惑をかけている。

もしクリス・ユーバンクJr.がミドル級で一度世界挑戦出来ずに(Sミドル級ではある)暫定王者の肩書のままでキャリアを終えたら非常に後味が悪い。