●ビック・サルダールVSオスカー・コラーゾ(WBAミニマム級エリミネーター・22.7.16)
少し古い試合。
コラーゾはサウスポーでまだプロ4戦目の世界ランカー。
サルダールはサウスポーを苦手とせず、いつも通りジャブから右を繋ぐ。コラーゾはガードを固めて巨利を詰め、いきなり放つ左ストレートが強い。
4ラウンド辺りからコラーゾの前進が優る。左ストレートをボディに放ち、ロープに詰めて右フックを上下に打ち分ける。
7ラウンド、激しいラウンドになる。
まずはコラーゾの左ボディでサルダールは動きが止まる。
ダウン応酬のエキサイティングなラウンドとなった。
8ラウンド、ダメージが残っているのはサルダール。コラーゾはボディを攻める。
10ラウンドからサルダールも反撃。だが再三、ボディを打たせたので連打が続かない。逆にコラーゾはまだまだスタミナを残している。
ラスト2ラウンド、コラーゾは勝ちを確信したのか無理をしないまま試合終了。
判定はコラーゾ。
プエルトリコの選手だけにWBAエリミネーターでありながらターゲットはWBOかもしれない。谷口挑戦はある?
●キコ・マルチネスVSジョーダン・ギル(EBUフェザー・22.10.29)
かつて長谷川穂積を退けたマルチネス。IBFフェザー級タイトルをキッド・ギャラードから奪い、ジョシュ・ウォーリントンにタイトルに敗れる等、まだまだトップ戦線で戦う。
再起戦で世界ランカー ギルと戦う冒険マッチに挑む。
初回、マルチネスは一回り大きいギルを追う。
2ラウンド、マルチネスのプレッシャーが強い。初回のギルは動いていたが、今は動かされている印象。
3ラウンド、マルチネスの圧力に屈し、右ストレート………と言うよりは自ら膝を着くような形でギルはダウン。
更に右アッパーでダウンを追加。
4ラウンド、詰めの鋭いマルチネスは一気に襲いかかる。ギルも打ち合って打開しようとするが1-2からの左フックで3度目のダウン。
顎に弱点のあるマルチネスだが強打は健在。
日本で活躍したボクサーが未だに強いと嬉しくなる。