2022.12.3伊藤雅雪興行 in 韓国 アンダーカード | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

何故か韓国で行われる伊藤雅雪初プロモート興行。

WOWOWオンデマンドで生配信。


●岡田博喜VSキム・ジンス(ウェルター級)


アメリカで厳しい現実を見た岡田が韓国で復帰戦。

日本王者時代、見事なボクシングを見せた岡田。中澤戦は素晴らしかった。


初回、長身サウスポーのキム相手に上手くジャブを伸ばす岡田。


だがキムの左アッパーを浴び、いきなりダウン。

ダメージは大きく、キムに攻め込まれる。


2ラウンド、やや回復した岡田はプレッシャーをかけキムを下がらせる。


3ラウンド、キムの左ストレートで岡田は再びダウン。


これはダメージのある倒れ方。岡田、反応が鈍い。


4ラウンド、キムの左ストレート、左アッパーを岡田は避けれない。


この試合は8回戦。

既に岡田は判定で勝つのは厳しい。


5ラウンド、岡田は挽回しようと攻勢を強めるが直線的に入る為、キムのカウンセラーを貰う。


6ラウンド、岡田の左フックがヒット。初めて明確にポイントを奪う。


7ラウンド、キムの長い左が次々と岡田を襲う。見兼ねたレフェリーがストップ。


岡田、大いに期待していた時期があっただけに残念だ。

●ジョニー・ゴンサレスVS渡邉卓也(Sフェザー級)

バンタム級時代は大柄だったジョニゴンだがSフェザー級では流石にふっくらしている。

ジョニゴンはリズミカルに身体を振りながら渡邉にプレッシャーをかける。

2ラウンド、渡邉の右が良い。だが左の多彩さはジョニゴンが上。

3ラウンド、ジャブの刺し合い。渡邉の方が正確。

4ラウンド、渡邉が攻勢を強める。前に出てボディを叩く。接近戦になると渡邉の方が細いのに大きく感じる。

5ラウンド、ジョニゴンはボディを効かされ後手に回る。

6ラウンド、両者手数は多いがクリーンヒットは少ない。

7ラウンド、このラウンドはジョニゴンの左アッパー、左ボディが有効だったが、ラウンド終了間際、渡邉の右でジョニゴンの足が揺れる。

8ラウンド、渡邉の1-2連打が有効。

9ラウンドラスト5秒、ジョニゴンの左フックで渡邉は大ダメージ。

ラストラウンド、ジョニゴンはもっと攻めるかと思ったが意外と出ない。ジョニゴンのボディがやや上回る中、試合終了。

判定はマジョリティで渡邉。



渡邉は伊藤雅雪と地域タイトル統一戦で戦ったかつてのライバル。自身の初興行で渡邉を起用するのはリングで生まれた友情と言えるだろう。