2022.10.25元OPBF王者達の競演 | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

本日のフェニックスバトルは豪華興行だが………メインが残念な事になってしまった(前回惨状………もとい参照)。


だがアンダーカードも見所がいっぱい。


●小浦翼VSアルアル・アンダレス(ライトフライ級)


本日の興行は2試合目が世界ランカー対決。


小浦は元OPBF王者にして現WBO王者 谷口将隆にも勝っている。リト・ダンテに痛恨の敗北を喫したが、重岡兄を苦しめた実力は未だに侮れない。


アンダレスが小さい………と言うより小浦が大きい。


初回、長いジャブから左ボディをヒット。


2ラウンド、アンダレスは距離を詰める時に左フックから頭の凶悪なコンビネーション。小浦の右目を直撃。



結局、続行不能で負傷引き分け。



1ラウンドと30秒そこそこの試合だったが小浦の動きは良かった。

●中嶋一輝VSチャイワット・ブアトクラトック(Sバンタム級)


元OPBF王者が連続して登場。

チャイワット、44戦のキャリアは立派。何度か見た事があるが地力のある選手。


初回、サウスポーの中嶋が長い右を伸ばしながらプレッシャーをかける。ラスト20秒、チャイワットはスイッチを見せる。やや距離が遠い。



2ラウンド、相変わらず距離が遠い。チャイワットはスイッチしたまま右フックを振り回すが、中嶋の右アッパー、右ボディが有効。


3ラウンド、チャイワットの右フックがヒット。一気に攻め込む。ラウンド終了間際、中嶋の右ボディがローブローに。


4ラウンド、チャイワットの左クロスが炸裂。




中嶋、派手なダウンを喫する。

5ラウンド、チャイワットの左右フックで中嶋、2度目のダウン。




これは痛い。
私的採点ではこの時点で3ポイント差でチャイワットがリード。残り3ラウンドを全て中嶋が奪ってようやくドローになる。

6ラウンド、中嶋は長い右を放つがラウンド終盤はチャイワットの左がヒット。

7ラウンド、中嶋の左がヒット。ラウンド後半は一方的に中嶋が攻める。

ラストラウンド、チャイワットはホールドで減点1。更に直後に減点1。一度も注意をしておらず、僅かな間隔で立て続けに減点。これは厳しいのでは?

中嶋はボディをまとめてレフェリーストップを呼び込む。


中嶋は逆転KO勝ちだが課題の多い試合だった。