一昨日のDAZNロサンゼルス興行のメインイベント。
ライト級四団体統一王者、デビン・ヘイニーを遥かに凌ぐ人気者、元WBC暫定王者 ライアン・ガルシアが登場。ガルシア、途中、ブランクを作りながらもDAZNの常連だけにずっと見てきているが今一つ実力がよくわからない。
この日の相手、ハビエル・フォルトゥナは元二階級制覇王者だがフェザー級上がりで身体は大きくないサウスポー。試金石としては良い相手。
初回、ガルシアが積極的に攻める。
ガルシアは速い左フックをリード代わりに右を打ち込む。ヒットはしないがペースを掴む。
2ラウンド、フォルトゥナが反撃。柔らかく上体を使いガルシアの懐に入る。ただし、フォルトゥナは本来ボクサー型であり、接近戦に怖さはない。
3ラウンド、ガルシアのプレッシャーが強い。フォルトゥナは下がる。
4ラウンド、ガルシアは長い距離を踏み込み左ボディをヒット。これが意外と効きフォルトゥナ、ダウン。
このパンチは打つのに勇気がいる。
5ラウンド、今度は顎に左フックを打ち込み、フォルトゥナ、2度目のダウン。
6ラウンド、再びガルシアの左フックが炸裂。
フォルトゥナ、3度目のダウンで試合終了。
これまで見たガルシアの中で1番、左フックにキレがあり強かった。
ガルシアは元世界王者と言っても暫定。それでいて人気は抜群。
ガルシアが世界タイトルを選ぶのではなく、WBA.WBC.IBF.WBOが「世界王者になってください」とジョシュ・テイラーの後釜の決定戦出場を勧めてきそうだ。
ゲストに来ていた四団体統一ライト級王者 ヘイニーはガルシアと戦いたいだろうが………ファイトマネーはガルシアの方が高くなるかも。