呼ばれないアジアの強豪 | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

今から大田区に出陣。

その前に品川で友人と早い夕食を摂る。


日本でドニー・ニエテスが試合をする。

過去、数多のボクサーが来日した。その中でもJBCの四団体認可後に来日するアジアのボクサーとしてはノニト・ドネアと共に最高レベルのボクサーだ。残念ながらドネアもニエテスも10年前に来日して欲しかったが。


四団体認可前、即ち世界タイトルが希少だった時代、OPBF圏に軽量級の新王者が誕生すれば相手が強豪でもチャンスが報酬とばかりに日本人世界ランカーは挑み………そして玉砕した。


カオサイ・ギャラクシー、ソット・チタラダ、柳明佑、張正九、ポンサクレック・ウォンジョンカムは日本で試合をした。


ところがIBFとWBOが認可されると距離が近く、呼びやすい筈のOPBF圏の強豪王者は日本から声がかからなくなった。


その代表格がWBOの申し子、ドニー・ニエテスだ。

ノニト・ドネアは間違いなくアジアのボクサーではあるがホームはアメリカなので何となくブライアン・ビロリアに近い存在な気がする。



本来、田中恒成はニエテスのWBOライトフライ級タイトルを奪わなければならない立場だったが、ニエテスのタイトル返上のタイミングを見計らっていた(断言)。


スポンサーがしっかりしているとは言えタイのミニマム級王者  WBAのノックアウト・CPフレッシュマート、元WBCのワンヘン・ミナヨーチンも日本に呼ばれない。代わりに遥か遠くのプエルトリコからウイルフレド・メンデスが呼ばれる。


そのニエテスが日本で初試合。

未来の殿堂入り候補同士の対戦は先月の井上VSドネアに続き2ヶ月連続。

とてつもなく贅沢。


ただ、ドネアもニエテスも40歳。

タイミングって難しいとつくづく思う。


しかし、この2人の対戦を生観戦出来る喜びを噛みしめたい。贅沢を言えばライトフライ級で見たかったのも本音だが。