前回の続き。
●赤穂亮VS中川麦茶(Sバンタム級)
後楽園ホールを長く盛り上げた両者の対決。
42戦目の赤穂 VS 33戦目の中川、最近では珍しい拳歴。
やはり中川が一回り大きい。
初回、スピードは赤穂が上回るが中川のジャブが正確にヒット。ラウンド半ば中川の右で赤穂の足がもつれる。
2.3ラウンド、赤穂は速い左を突いてプレッシャーをかけるが、中川の単発の左を貰う。
4ラウンド、赤穂は前に出るが当たらない。逆に中川の右がヒット。ラウンド終了間際、赤穂の左フックもお返しとばかりにヒット。
5ラウンド、赤穂の右がヒット。ただし、中川にダメージは感じられない。Sフライ級では圧倒的なスピードとパワーを見せた赤穂だがSバンタム級では厳しい。
6ラウンド、赤穂の左フック、右の打ち下ろしが良い。
7ラウンド、序盤は中川が攻めるが、中盤以降は赤穂のボディが効いたのか中川は失速。
ラストラウンド、クリーンヒットは両者共にあるが今一つ噛み合わせが悪い中、試合終了。
判定はユナニマスで赤穂。
赤穂は勅使河原にも勝っているが、今日は体格差に苦戦した。
最近、井岡、井上、田中の影響で軽量級の階級差を軽視していた………と私自身、反省させられる試合だった。