リー・ウッドVSマイケル・コンラン(WBAフェザー級) | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

昨日のDAZNメインイベント。


マイケル・コンランはリオ五輪で最も活躍………はしていないが最も目立ったボクサー。

対する王者は昨年、中国唯一の王者 シュー・チャンからタイトルを奪ったリー・ウッド。


イギリス対決ではあるがイングランドVSアイルランドの構図の為、日本の国内対決と同じ感覚ではない。

アメリカVSプエルトリコみたいなものだろうか。


大観衆がノーマスクで歌いまくる中、両雄が入場。



同じ地球の興行とは思えない。

初回、ウッドが追い、コンランはスイッチしながらまずは様子見。

ラウンド終了間際、コンランの左を浴びてウッドがダウン。



10―9になるはずが8―10になった。ウッド、これは痛い。

2ラウンド、コンランが攻める。ウッド、コンランの右ボディ、左ストレートを浴びる。コンランのスイング気味の左が見えていない。

3ラウンドもウッドはコンランの左を浴びる。ウッズは前に出て距離を潰したい所だがコンランの足は速い。ラスト10秒、ようやくコーナーに追い詰めたがすぐにゴング。

4ラウンド、展開を変えたいウッドはサウスポーにスイッチする。コンランの左対策だろうがしっくり来ないのかラウンド終盤はオーソドックスに戻す。

5ラウンド、クリンチが多い。押し勝っているのはウッズだが近距離でコンランの右ボディがヒット。

6ラウンド、ウッドが逆襲。前に出なから左右ボディフック、上への左フックを浴びせる。

7ラウンド、コンランの右ボディアッパー、左右フックがよくヒットする。オリンピアンとは思えない振り回す打ち方は見映えはよくないがヒット数はウッドを大きく上回る。


8.9ラウンド、コンランの左を避けれないウッドだが,構わず左右フックを放ちながら前に出る。


ウッズ、パンチを貰うと効いていなくても動きが停まる。


10ラウンド、共に手を出すが正確さはコンラン。ウッズはナックルパーツに綺麗に当たっていない。


11ラウンド、コンランの回転の速い左アッパー、右フックがラウンドを取りかけたが………ラウンド終了直前、ウッズの連打からの左フックでコンランがダウン。



これでポイントは微妙になった。

ラストラウンド、余勢を駆ってウッドが攻める。
ダメージの残るコンランは足許が定まらない。
ウッズは右がヒットしたのを機に連打を浴びせ、コンランはリング外に転落。


レフェリーはすかさずストップ。
ウッド、劇的な逆転KO勝ちで初防衛成功。

コンラン、意識を失いながら頭からロープ外に落下しており怪我がないか心配だ。


ウッドは穴の多い王者であり、清水や丸田は挑戦したいだろうが………DAZNが抱えるイギリスフェザー級は駒が揃っており、恐らく次はIBFフェザー級戦、マルチネスVSウォーリントン再戦の勝者と戦うのではなかろうか?

また、コンランよりは日本に呼びやすいと思うがウッドを来日させるにはそれなりにファイトマネーを弾まないと難しい。

清水、チャンスが来るのを待つのではなく、試合をしてランキングを上げないと無駄にブランクを作りそうだ。