待ちに待ったパッキャオ、2年ぶりのリング。
相手はWBA王者 ヨルデニス・ウガス。
初回、パッキャオが試合開始と同時に手を出し続ける。パンチはキレているが左ストレートを打つ時の踏み込みが浅いのが気になる。
2ラウンド、ウガスのジャブがいい。右ボディストレートも綺麗にヒットする。
3ラウンド、中盤まではリードの突き合いの中、ウガスが右フックを強振するがラスト1分、パッキャオが攻勢を強める。
4ラウンド、ラウンド前半はパッキャオが攻勢、後半はウガスのジャブがいい。パッキャオ、上半身は良いが足が付いていけていない。
5ラウンド、手数はパッキャオが上回るがヒット数は両者五分五分。
6ラウンド、リードの刺し合い。数はパッキャオだがウガスのヒットの方が見映えは良い。
7ラウンド、パッキャオの手数をウガスは丁寧にブロック。ウガスはパッキャオの打ち終わりにリターンを返す。
8ラウンド、ウガスの右がいい。パッキャオ、手を出すがヒット率が低い。
9ラウンド、このラウンドのパッキャオは丁寧に戦う。ウガスのジャブ、右ストレートをブロックして手数を出す。
10ラウンド、この試合珍しく両者、接近戦で派手に打ち合う。ラウンド終盤はウガスの右がヒットするが、すかさずパッキャオは打ち返す。
11ラウンド、ウガスのスピードが落ちてきた。だがパッキャオも見ている時間が長い。
ラストラウンド、ウガスは右フックを強振するがパッキャオはしっかりブロック。だがクリーンヒットを許していないがパッキャオの身体が揺れる。
両者決定打のないまま試合終了。
ウガスの左目が周辺が腫れている。
判定はユナニマスでウガス。
パッキャオファンである私は公平である自信が無い為、採点をしなかった。これが正しい採点かどうかはわからない。
パッキャオの足が動いておらず、左ストレートが機能していない事から衰えを感じた。
パッキャオのインタビュー中、大観衆のほとんどは会場に残りマニーコールが響く。
引退については明言しなかったがパッキャオはこれがラストファイトになるだろう。
ただただ、感謝の一言だ。