金メダルと言う手土産 | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

今日から東京オリンピックが始まる。


かつてアメリカとキューバがアマチュアボクシング界の覇者であった時代、アメリカにおいて金メダルはプロ入り前の手土産だった。




偉大なる世界ヘビー級王者でありライバル達でもあるモハメド・アリ、ジョー・フレージャー、ジョージ・フォアマンは何れもオリンピック金メダリスト。

だが時代は変わった。

ソウルの覇者、レイ・マーサーを最後にアメリカ人五輪金メダリスト兼世界ヘビー級王者は出ていない。

レノックス・ルイス、ウラジミール・クリチコ、アレクサンデル・ポベトキン、アンソニー・ジョシュアは金メダリストにして世界ヘビー級王者だがアメリカ人ではない。

ヘビー級に限らず、ロサンゼルス五輪をピークにアメリカは金メダルを取れなくなった。

直近のアメリカ人金メダリスト3人は
アンドレ・ウォード

デビット・リード

オスカー・デラホーヤ

この3人………の様な気がする。調べた訳ではないので抜けがあったらすみません。

東欧、中央アジアを中心とした旧ソ連の国々の活躍により、アメリカの存在感は薄れた。結果としてオリンピック金メダルはプロへの手土産に出来る程、軽い物ではなくなった。

だからこそ思う。
ボクシング以外でも山程、金メダルを獲得するアメリカは外国人金メダリストを特別視しない。
ロベイシー・ラミレスが未だにESPNの遥かアンダーカードでネット配信しかされないのが現実。

しかし、外国人金メダリストではなく、アメリカ人金メダリストならどうなるだろう?

きっとプロ入りすればスター選手になれる。
フロイド・メイウェザー引退後、クロフォード、デービス、チャーロ兄弟の様な優れたアメリカ人ボクサーはいてもデラホーヤ、レナードに代わるボクサーはまだ出ていない。

東京オリンピック、日本勢の活躍も期待したいが、アメリカ勢の金メダル獲得にも期待している。