昨日は目立ったボクシング興行が無かったが、唯一行われた世界戦がこの試合。
元WBOフェザー級王者 スティーブンソンが暫定王座決定戦に出場。正王者 ジャメル・へリングは4月にカール・フランプトンを退け健在なのだが………WBOがWBA化している。この試合は挑戦者決定戦で良いのでは?
それはさておき観戦記。
サウスポーのスピードスター、スティーブンソンに対するはナミビアのナカティラ。
幸い結果を知らずに鑑賞出来た。
初回、両者ともに離れた距離からリードを伸ばす。時折、長い利き腕のストレートを放つが当たらない。
2ラウンド、スティーブンソンの左ボディストレートがヒット。ナカティラは大振りの左フックに足が付いて来れずスリップする醜態を晒す。
3ラウンド、ナカティラが前に出るがスティーブンソンは小さなバックステップで避ける。
4ラウンド、スティーブンソンの左ストレートが浅いながらもよくヒットする。ラウンド終盤、ナカティラが強引に前に出る所に右フックがヒット、ダウンを奪う。ただし、ダメージはない。
ラウンドの合間に次週、同じ会場で行われる井上VSダスマリナスの宣伝に目を奪われる。
6ラウンド終了間際、ナカティラの右フックがヒット。スティーブンソンは足を使って逃げまくる。
7.8ラウンド、スティーブンソンは変わらず左ストレート、左スイングだけの攻撃。当たる距離での右ジャブがほしい。
9ラウンド、ブーイングが聞こえてくる。ナカティラは攻めるが当たらない。スティーブンソンは貰わないが攻めない。
10ラウンド、ナカティラが前に出てスティーブンソンが左カウンターを狙う。ずっと同じ展開。
11ラウンド、珍しくスティーブンソンが右ジャブで攻める。だが単発。
ラストラウンド、またもやスティーブンソンは左1本で戦う。攻めるのはナカティラだがヒット数はスティーブンソン。
盛り上がりがないまま試合終了。
判定はユナニマスのフルマークでスティーブンソン。
このボクサーが未来のスター候補とされているが、メイウェザーの成功以降、アメリカの価値観がよくわからない。