冨田大樹VS浅海勝太(フライ級) | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

日曜日の堺興行のセミ。

女子ボクシングに興味のない人はこの試合がメインイベントかも。


幸い結果を知らずに鑑賞できた。


元WBOアジアパシフィックライトフライ級王者  冨田の再起第二戦。昨年7月、堀川のキャリアに敗れた後、どれだけ成長しているのか注目。相手の浅海は下位とは言え関西では貴重な日本ランカー。


初回、互いにジャブを伸ばすが届かない。浅海、元王者相手に物怖じしない。



2ラウンド、互いにリング中央で左を突き合うが距離が遠い。二人ともほとんどヒットしない。


3ラウンド、やや大きい浅海が距離を詰めてジャブの3連打を見せる。


4ラウンドも浅海のジャブがいい。ラウンド後半はガードの上を叩き、冨田を下がらせる。


5ラウンド、冨田の右が3発ヒット。このラウンドは冨田。


6ラウンド、前に出るのは浅海だが冨田の右が綺麗にヒット。左を上下に打ち分けポイントを挽回する。


7ラウンド、冨田はボディを打ち分ける。


ラストラウンド、判定は際どいと思うのだが………どちらも積極的に攻めない。淡々とした展開の中、試合終了。


採点は2―0のマジョリティで冨田。



前半優勢だった浅海には惜しい試合だった。 


寺地、京口、堀川、矢吹、高山、久田と今の日本ライトフライ級は充実している。冨田、今のままでは上位に絡むのは厳しい。

まだ若いのに悪い意味でまとまり過ぎている。行くべき所でセーブしているような………何か1つ武器がほしい。