ジャモール・チャーロVSセルゲイ・デレビャンチェンコ(WBCミドル級) | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

5大世界戦+1興行の第3試合にして前半の部のメインカード。

この試合が注目を集めるのはデレビャンチェンコが実力者故だ。

PBCが選ぶミドル級トップ10↓

僅か15戦のキャリアで今回の相手2位チャーロ、3位ゴロフキン、10位ジョンソンと対戦。Sミドル級に移った実力者ジェイコブスとも戦っている。

日本人として残念だがWBA王者村田はトップ10に選ばれていない。PBCのランキングが正しいとは思っていない。もちろんリング誌も。それでも悔しいがその通りだと思ってしまう自分がいる。

序盤、デレビャンチェンコがガードを固めながら前進。ジャブ、1-2で攻める。

チャーロは見ている時間が長いが怖いタイミングで左フック、アッパーを放つ。得意の右はあまり見せない。

3ラウンド終了間際、チャーロの右打ち下ろしがデレビャンチェンコのテンプルを捕える。流石の威力。一発でデレビャンチェンコは効かされる。

4.5ラウンド、デレビャンチェンコは右を恐れず前に出るが、チャーロの速いジャブに苦しむ。

6ラウンド、デレビャンチェンコの右目上がカット。このラウンドはチャーロの手数が少ない。

7ラウンド、デレビャンチェンコは左フックを多用しチャーロを苦しめる。

8ラウンドもデレビャンチェンコの前進が良かったが、ラスト30秒、右を2発貰いポイントは奪われる。

9ラウンド、チャーロの左アッパー、右ストレートが良い。

10ラウンド、両目を切り裂かれ後のないデレビャンチェンコ。ゴロフキン戦は左ボディでチャンスを掴んだが、この試合はヘッドハンターになっている。

ラスト2ラウンド、劣勢のデレビャンチェンコは必死で前に出て手数を増やす。チャーロを苦しめる事は出来ても、ダメージを与える事は出来ないまま試合終了。

判定はユナニマスでチャーロ。

ミドル級トップ2の座をゴロフキンから奪い取った一戦と言えるかもしれない。