ボクシングファンと世間様とのギャップ | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

11月7日、さいたまスーパーアリーナで日本ボクシング史に残るであろう大興行が行われる。

今更、書くまでも無いが

メインは
●IBF.WBA世界バンタム級王者 
井上尚弥 

VS

 WBA世界バンタム級スーパー王者  
ノニト・ドネア

セミは
●WBC世界バンタム級王者  
ノルディ・ウーバリー   

VS

WBC世界バンタム級暫定王者
井上拓真

豪華だ。ボクシングファンには堪らない。

だが他の方は気付いているかもしれないが、私はつい先日、伊藤VSマナカネの放送後、井上特集(と言うより番宣)を見てやっと気付いた。

暫定が1人いるとは言え世界バンタム級王者の肩書きを持つボクサーが四人登場。

ボクシングファンならそれ程、違和感を感じない。だが普段、ボクシングに接していない世間様は「世界バンタム級チャンピオンって何人いるの?」「ボクシングの世界チャンピオンって何人いるの?」「それって世界チャンピオンなの?」と疑問を持たれそう。

大阪で営業をしていた時、ボクシングを普及させようと会社の後輩を連れてWBCバンタム級王者 長谷川&WBAバンタム級王者 シドレンコが競演する興行に行った。

その時、「どちらが世界タイトルマッチですか?」と聞かれて上手く答えられなかった。

今回、多分だが今年一番の視聴率を稼ぐ興行になりそう。

もし普段、ボクシングを見ない知人に

「誰が世界バンタム級チャンピオン?」
「暫定王者って何?」
「WBAスーパー王者って何?」
「世界バンタム級チャンピオンが4人もいるのは何故?」
「他にバンタム級に世界チャンピオンはいるの?(後二人いる)」

と聞かれても答えに困る。統括団体が狂っているとしか答えられない。

王者が怪我をしていない暫定王者はどう説明したらいいのだろう?

内山、井岡、八重樫が暫定王者と防衛戦をした時、誰の時か忘れたが聞かれた様な気がする。なんて答えたっけ。思い出せない。

同一興行で同じクラスのダブル世界戦、かつては長谷川&シドレンコ、内藤&坂田があったけど、ボクシングファンには受け入れられても世間様にはややこしいだけかも。

ましてやダブル世界タイトルマッチの出場者4人全員が同じクラスの世界王者なのは日本初、いや世界初かもしれない。

当たり前の様に受けとめていた私だが、相当、世間様の感覚からズレてるな……そう感じた。