2019.9.13日後楽園ホールアンダーカード | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

仕事が終えたら上長、緒先輩方の冷たい視線を物ともせず、後楽園ホールに直行。
今日はblog仲間のチャベスのボディ・ブローさんとバルコニー観戦。2試合目の3ラウンドから観れた。

●芝力人VS川端嗣穂(ユースライトフライ級決定戦)

若手のホープ対決……と書いて思ったがユース戦なので当然か。

初回、サウスポーの川端が正確な左ストレートをヒットさせるが正面に立った所に芝の右がヒット。いきなりダウンを喫する波乱のスタート。

川端は綺麗なボクシングでヒットを奪うが、芝の振りの大きい豪快な左フック、右ストレートは威力十分。正確さの川端、威力の芝で試合が進む。

6ラウンド、芝の右ショートが川端の顎を捕らえる。ここから芝のペースになる。動きの鈍った川端に強打を繰り出す。

ラストラウンド、回復した川端がポイントを奪い返し試合終了。

判定は3ポイント差が3人で芝がユース王者に。
だがジャブの全く出ないボクシングスタイルは面白いけど不安もある。


●中川兼玄VS荒谷龍人(Sフェザー級)

ランク下位同士のサバイバルマッチ。勝てばランクが上がり、負ければランク落ちの可能性があるハイリスク・ハイリターンの一戦。

初回、中川の右で荒谷はダウン寸前に。40秒程、残っていたが荒谷は耐え抜く。

2ラウンド、荒谷はダメージが抜けていそう。だが中川の右で動きが止まるシーンも。

以降、一進一退。両ボクサー共に滑らかさに欠ける。

6ラウンド、中川の右で荒谷はダウン。綺麗に顎を捕らえた。

7ラウンド、開始早々、中谷の右で荒谷は再びダウン。ここで試合終了。

右ばかりが目立つ試合を2試合連続で見たせいか、そろそろジャバーを見たくなってきた。


●古橋岳也VS田村亮一(日本Sバンタム級挑戦者決定戦)

今年の挑戦者決定戦、注目カードの1つ。
古橋は3度目の日本タイトル挑戦を狙うOPBFシルバー王者。小國と引き分けている。

田村は3度目の正直で久我への雪辱を狙う前王者。

初回から田村は荒々しく前進。左右フックをボディに打ち込む。古橋は後退が目立つ。
こんなシーンも⬇️


2ラウンド、田村のパンチで古橋の左目尻から流血。

古橋の方が綺麗なストレートを打つがフィジカルの差で押されてしまう。

5ラウンド、古橋の右で田村が仰け反る。ここぞとばかりにコンビネーションをまとめポイントを奪う。

6ラウンド、ダメージの残る田村に古橋が連打をまとめる。田村、相当に疲れている。

だが疲れても前進して手を出し続けるのが田村。7ラウンドは再び前に出る。

8ラウンド、正確さで古橋が上回る中、試合終了。

判定は古橋。5、6、8ラウンドは明確に古橋、初回は田村だと思った。

他のラウンドは前進と手数の田村、正確さで古橋であり、難しいラウンドが続いた。


それにしても……ジャブの少ない試合が続く。美しいジャブを見たい。