これは二人共に真価が問われるカード。
リナレスは三階級制覇に加え世界中で防衛戦を行っているが、海外のオッズはともかく日本国内で不利だと思われる試合に臨んだ事はない。
ズラティカニンと戦いたくないからWBCライト級タイトルからWBAに鞍替えしたとすら思える。
ロマチェンコは現代のPFP最有力候補。その水すましの様な流れるフットワークは絶品。
しかし、彼はメイウェザーではない。まだ多くの事を証明していない。
一番の疑問は下のクラスから上げた小さな相手にばかり快勝している。キャリア初期とは言え、ウェイトを上げたサリドには敗れている。
勝ちはしたがラッセルの手数とスピードに苦しんだ。左右の違いはあってもリナレスはラッセルの試合を参考にすべきかも。
なんにせよ楽しみだ。今年は昨年に続き海外はアタリ年の予感。国内はハズレの予感がするが………