元世界王者達の奮闘 | ボクシングライフW

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趣味と言うよりライフワークになっているボクシングについてとりとめもなく感じたままに

内外問わずここ10年、選手生命が長くなる傾向にある。以前は20代後半でロートル扱いされていた気がする。
更にタイトル増加、及び返上増加による長期政権王者の減少により、元世界王者の肩書きを持つ現役ボクサーが増えている。
元王者達の奮闘をWOWOWで放送が無さそうな試合を選んでビデオ観戦。

①ディエゴ・チャベスVSカルロス・プラダ

先月の試合。チャベスはサーマンの前王者。
サウスポー、プラダの攻撃を固いガードで防ぎ、正確な右を当てる。2ラウンド、右ボディストレートで1度目、顎への右で2度目のダウンを奪い試合終了。
日本の中量級トップ選手はまずはこのレベルの相手に勝てるようになってほしい。

②ブランドン・リオスVSアーロン・へレラ

先月の試合。リオスは実力以上に人気のあった元WBAライト級王者。
リオス、身体が丸くなった気がする。ちゃんとトレーニングをしているのか疑問。
パワーの差は大きく、へレラを圧倒。リオスはグローブの使い方がうまく、目立たないが接近戦でのパリーは見事。一方、何故か中長距離からのパンチの方がよく貰う。多分、相手が離れると集中力が半減している。4ラウンドには危ないシーンもあった。
8ラウンド右ボディフック一発でリオスのKO勝ち。

③オルランド・サリドVSアリスティデス・ペレス

これは5月の試合。ロマチェンコに唯一の黒星を付けたサリド。息の長い選手だ。
サリドはひたすら前に出てアッパー、フックを振り回すいつも通りのスタイル。ペレスはプレッシャーに圧されるが3ラウンド、鮮やかな右アッパーでダウンを奪う。サリドはかなり効いているがペレスは詰めきれない。
6ラウンド、回復したサリドは逆襲。7ラウンド終了後、ペレスは棄権。

できるだけ世界王座に就いた選手の試合は無冠になった後も追い続けてビデオ観戦しているけど………さすがに限界。人数が多すぎる。
先々週末は土日で24時間、先週末は3連休の最初の2日で20時間位、ビデオを見るという荒業をした(誇張なし)。今日は何時間見るかわからないが、さすがにボクシングを楽しむのが目的のはずなのに、見る事が目的になっている。
元世界王者でも見切りをつける選手を作らないと。