わたくし、本日をもちまして15年勤めたお仕事から足を洗うことになりました!
今思えば長いようで短いようでやっぱり長かった15年でした。
これまでも何度か辞めようと思ったのですが、もちろん辞めたところで次の仕事を探さねばならず、
ここで仕事を続けるメリットとデメリットを考えると、メリットの方が大きかったのです。
そうこうしているうちに私も年齢を重ねていきまして、リタイアの資格ができたというわけです。
私は地方公務員で職種はプランナーといい、都市開発から住宅、店舗、または大学などの増設の審査と許可に係わるお仕事で、
デッドラインとの戦いやわがままデベロッパーとの応対、そして上からの圧力などなど、それはそれはストレスフルなお仕事でありまして、
プロジェクトがつつがなく終わった時は達成感もひとしおですが、
日本人特有の完璧主義、そして母国語以外での交渉やプレゼン、レポート作成など、
私はアメリカ人の同僚よりも遥かにストレスのダメージを受けやすいのでした。
その間、乳がんには3回なっててストレスの打撃がもろわかりな私。
今回は今年5月ごろから真剣にリタイアすることを考え始めていて準備はしてきていました。
公務員なので年金は出るのですが、勤続年数が少ないので収入は現在のお給料の40パーセントしかいただけません。
ですがやはり今は仕事のノルマを気にせず治療と療養に時間を取りたいということもあり実行となったわけです。
ほんとならサンクスギビング後の12月の頭を予定してたんですが、
先日入院した時にこのまま病院から家に帰って来れないんじゃないか、と一瞬思った時があり、
あとあと後悔する前に最短の2週間後にリタイアすることに。
正式なリタイアメントは来週の月曜日です。
私は病気のこともあり特別に許可をいただいた100%在宅ワーク。そして抗がん剤で体重が落ち髪が抜けてからはZoomもカメラを切っての参加でした。
出来れば最後の最後にオフィスに出向き同僚たちにご挨拶をしたかったのですが、
あまりにも以前との見かけのギャップが凄すぎて人さまの前に出る気になれず、それは叶いませんでした。
昨日は2年強の在宅ワークの間に溜まったプロジェクトの書類や図面を思いっきり全処分して身も心も軽くなった〜!
そして午後には直属のボスが私のオフィスのデスクのほんの少しの私物を家に届けに来てくれました。
このボスには本当に励まされ、多大なサポートをいただきました。
彼は私より10歳以上年下ですが、プルフェッショナルとしても人間としても本当に素晴らしい人で、もう感謝しかないです。
そして多くの素晴らしい同僚たちにも恵まれて、そのおかげでここまでやってこれたと思います。
パンデミック中に入社して、まだリアルで一度もあったことのないセクレタリーの子が私へと素敵なブーケをプレゼントしてくれました。
もう、ありがたくて涙🥹🥹🥹
これからのことは未定ですが、前回の抗がん剤の副作用の指先の痺れがもう少し治ったらまた絵を描いたりしようかなと思っています。