ニセモノの自分


いつの間にか それが『俺』になった


正直 『俺』で過ごす自分は ラクだった


いつも笑顔を作って


軽いジョークで周りのみんなが笑う


見ているのは 今この瞬間だけ


どうしたいとか どこに向かって進みたいのか 少しも考えない


行き当たりばったりの毎日を過ごす



「そんなオマエの姿を彼女は望んでなんかない


きっと空の上で哀しんでる


今の自分で 彼女の眼を見ることができるのか?」


アイツはそう言ったけど・・


彼女はもう逝ってしまったんだよ


彼女はもういないんだよ


彼女にはもう二度と会えないんだよ


彼女が何を望んでいるかなんて・・何も望んでないさ


彼女はもう逝ってしまったのだから



「オマエの言う通りかもしれない


けどな・・


いろんな想いを抱いて みんな生きてるんだよ


彼女との想い出が辛いなら それを抱いて生きろ


去った彼女が恋しいなら それを抱いて生きろ


『俺』と言って誤魔化さずに それを抱いて生きろ


ボクが見てるから ちゃんと生きろ」




そうやって いろいろ言われることにも ホントウはもう慣れている


心には 何一つとして 響かないんだ


ゴメンな・・


その気持ちに 応えられなくて


ゴメンな・・