「HAPPY NEW YEAR !!
ついに新しい年が始まりましたね。
ラジオの前のみんなは、どんな正月を過ごしたのでしょうか??
初日の出を拝むのだと言ってどこかへ出かけたヤツ、
家で酒飲んで飯食って寝てたヤツ、
彼氏や彼女と過ごしてたヤツ、
まあ、いろいろだったと思うけど・・、
俺、藤枝 陸は、8年ぶりに再会した友人と語り明かしておりました。
えっ?女かって?
そうだったら少しは色気もあって良かったのかもしれないけど、男です。
クラッシックに興味がある人だったら知ってるだろうな、三上 周平。
ピアニストです。」
こん風にして陸のラジオは幕を開けた。
優しい口調と気取らない性格は、多くのファンの心を掴んでいる。
年上・同年代・年下、男女を問わず、弟・友人・兄貴・・それぞれがそれぞれの立場で陸を思っている。
母親譲りの優しい顔立ち。
身長180センチ・体重71キロ父親譲りの体型。
誰もが羨む。
学生時代はサッカーをしていたが、今は特別体を鍛えているというわけでもない。
朝のランニングは毎日の日課だ。
陸は・・・、
世の中にこんな人間が存在するのかと思ってしまうくらいに恵まれている。
いろんなものを持ち合わせている。
例えば、今歩んでいる彼の人生。
特別望んだわけでもないのに偶然こんなことになって、それが思ったより良い結果となり、パーソナリティー藤枝 陸が存在している。
趣味で絵を描けばよい評価を受け、山にこもって器を作れば入賞したりする。
人からの受けも良く、彼をひどく嫌っている人間をそう簡単には見つけることはできない。
彼に、苦手なモノは無いのかもしれない・・、そう思わせてしまう何かがある。
スキャンダル??
この6年間で1度だけ書かれたことがある。
その時も、
「僕の彼女です。」
そう、はっきりと言い切った。
その後しばらくは、彼の周りは忙しく人が付け回していたが、時間の経過とともに皆が認めた。
「22の男に付き合ってる彼女がいたって不思議なことじゃないでしょ。
隠すつもりは無いけど、だからって発表しなきゃいけないことでもないんじゃないかな。
俺は特別な人間じゃないんだからね。」
ラジオの中でそう語った。
陸を昔から知っている人はこう言う。
「アイツは、ずっとあんな風だった。
優等生みたいなところは無かったけど、大事なところではちゃんと自分の考えをはっきりと言える人間だった。」