前回、復習の仕方として、
昨日学んだことを翌日に復習する
時間を少しでも確保する
「思い出す」、という行為が非常に重要、というお話をさせてもらいました。
しかし、昨日学んだことを殆ど覚えていない・・、ということもあると思います。
その資格試験に初めて挑む、その勉強2日目、のような初学のレベルでは1日目に「何となく読んだ」程度になることはほぼ当然のことです。
だから最初の内は、
覚えていない、問題が解けなかったとしても落ち込む必要はありません。
それは、その勉強に対する「脳」が出来上がっていないから。
人間は新しいことを学ぶことに歳を取るにつれて抵抗が出てきます。
若いうちは目にした事、耳にした事全てが脳に入っていくスポンジのような吸収力がありますが、年齢を経るにつれて過去の経験や固定観念などが邪魔をして思うように頭に入らなくなってきます。
まずそこを受け入れることから始めましょう。
勉強を進めるにつれて、知識が拡がっていき、繋がりが出来て問題がどんどん解けるようになっていきます。
資格試験を何度か受けている方なら、その感覚が分かるはずです。
前回、形に捕らわれる人ほど、この復習の仕方に暗中模索をしてしまう傾向があります、と書きましたが
まず勉強経験の浅い人ほど、復習に時間を掛け過ぎ、覚えていないことに落胆し、集中力を失くした勉強をしてしまうこと。
こうなると勉強が嫌になって、余計に覚えられないという悪循環に陥ることになります。
特に難関資格になれば、覚えることが広く深くなりますから、完璧に不理解部分を潰していく、ということは困難でしょう。
よって、復習の時間は15分だけと決めて、不理解部分は飛ばす、また1週間後に見返すという割り切りが重要です。
その1週間の勉強で周辺知識が拡がって、結果的に理解出来るようになった、というのはよくあることです。
では、その1週間後になった時にやはり分からなかったら・・?
ここでポイントになるのが覚え方です。
しっかり理解出来たなら記憶に定着するものの、単に条文をなぞっただけ、数字の羅列を音読しただけ、ではその場では覚えたのかもしれませんが、すぐに抜け落ちていきます。
そこで効果を発揮する覚え方が、
・ゴロ合わせ
・映像や音声など視聴覚に訴える
覚え方です。
では社労士試験を例に取り、その範囲の中で覚え方のコツをお伝えします。
これは私が販売している「社労士試験に合格するゴロ合わせ集」でも紹介されているものです。
「物品の販売の事業のうち常時10人未満の労働者を使用するものについては、労働基準法32条の規定にかかわらず、1週間について44時間、1日について8時間まで労働させることができる。」
対象事業: 演劇 映画 保健衛生 商業 接客娯楽
労働基準法に出てくる論点です。これをどうやって皆さんは覚えていきますでしょうか。
復習に時間を掛け過ぎたくないですから、なるべく一発で頭に落とし込んでいきたいところです。
私は、「10人満たない、4+4は8、えんえいほしょうせつ」
と唱えて覚えました。
数字を並べてからの「遠泳補償説」。要点だけをまとめています。
これを読んで「遠泳?補償?説は何?」、何と労働基準法が結びつくの?と思いませんでしたか。
しかし、自分が覚えやすいように覚えるのが一番です。
何より、内容を覚えて試験本番で問題が解ければ何でも良いのです。
テキストを読んで、まず数秒でゴロ合わせとして覚えられないか、を考えましょう。その癖を付けるのです。それが出来れば勉強時間は大幅に短縮できます。
この覚え方に抵抗がある人も多いと思います。
これが前半で申し上げた、歳を取るにつれて覚えにくくなっていく、「メンタルブロック」です。
条文を読んで、1から10まで完璧に頭に入れようとしてしまう、そして結局試験本番で思い出せずに終わる・・、これが一番まずいパターンです。数回復習している箇所に関わらず、覚えていなければ違う方法を考えていかなくてはなりません。
その方法の一つがゴロ合わせ、ということです。
このゴロ合わせを作るという行為、最初は何も思いつかないと思います。
数秒の閃きで作るというのも一種のトレーニングです。
体力を向上させるために走ったり筋トレしたりするのと同じことなのです。
そして継続する。
次回も復習の仕方、ゴロ合わせを作る方法についてお伝えします。