「美的」四月号の大塚ひかりさんの連載「古典で識る美女のたしなみ」19回目『宇治拾遺物語』が、衝撃的な内容だったので、一部をシェアいたします。

貴族女性のトイレ事情なんですが、当時の貴族の女性は「箱に」排泄し、それを“ひすまし”と呼ばれる下女が洗い清めていた・・・と、いうものです。

「ひすまし」とは、樋箱(ひばこ)を清めるという意味だそうで、「源氏物語」にも、登場しているそうです。

ちなみに、この「宇治拾遺物語」~ひすまし~の内容は、ある男性が、好きな女性を嫌いになりたくて、排泄物を見れば嫌いになれるだろうと、その女性の「ひすまし」から、排泄物をぬすませてくる、という内容でした。

ちょうど、大塚ひかりさんの「訳せない、訳したくない古典のことば」の第38回「ひすまし」に訳が載っていたのでこれを読むと分かるのですが、

その男性は、女性が仕掛けたあるコトによって、盗んでいた排泄物を舐めたり、食べたりしてみるという衝撃の内容でした。

さすがは物語。ちゃんとオチもついているんですが、それにしても発想がすごい。(スカトロマニアの方には有名なお話だそうです)

昔は娯楽も少なかったし、貴族であくせく働かなくていい身分なら、時間もたくさんあっただろうから、恋愛で頭がいっぱいになったら、もう好きな人のことだけ考えていたのかなぁ、などと考えてしまいました。

恋愛といえば、何年か前の、大塚ひかりさんの「美的」の連載の中に、古典のお話しなのに、突然ぐっどうぃる博士が出てきたことがあって、びっくりしたのを思い出しました。

検索してみたら、大塚ひかりさんは、ぐっどうぃる博士のファンで【源氏物語〈第5巻〉大塚ひかり(翻訳)でも、ぐっどうぃる博士のことを書かれていたり、

大塚ひかりさんのブログでも、博士のことが紹介されていました。

上記のご紹介サイトの中で、大塚ひかりさんも、ぐっどうぃる博士も書かれていましたが、1000年たっても、人の恋心ってあまり変わっていないのだと、実感しました。

大塚ひかりさんは他にもイロイロな古典を、独自の視点で訳されています。面白くて読みやすいのでおすすめですキラキラ



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