久しぶりに「人を動かす」D・カーネギー著を読み返しています。

人を動かす 新装版/デール カーネギー

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はじめて読んだのは、2006年で何度か読み返していたのですが、今が一番すんなりと頭に入ってきます。

カーネギーの信ずるところによれば、経済的成功の15パーセントは専門的知識から生み出されるが、残りの85パーセントは「考えを表現する能力、リーダーシップをとる能力、そして人々の熱意を引き出す能力」による。

と、いうことで、残りの85パーセントの「考えを表現する能力、リーダーシップをとる能力、そして人々の熱意を引き出す能力」を引き出すための実例が詳しく述べられています。

この本は、本当に人間の本質を突いています。

イロイロな著名人のお話が載っているのですが、「人に好かれる6原則」を持たせるの項目で、特に心がじーんとして涙が出てきたお話がありました。

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ポール・ハーヴェーはラジオのレポーターとして知られているが、『後日物語』と題した番組のなかで、心からの賞賛でひとりの人間の人生が変わる話をしていた。

何年も前、デトロイトのある学校の女先生が、授業中に逃げた実験用のねずみを、スティヴィー・モリスという少年にたのんで、さがし出してもらった。

この先生がスティヴィーにそれをたのんだのは、彼が、目は不自由だが、そのかわりに、すばらしく鋭敏な耳を天から与えられていることを知っていたからである。

すばらしい耳の持ち主だと認められたのは、スティヴィーとしては、生まれてはじめてのことだった。

スティヴィーのことばによれば、実にそのとき・・・自分の持つ能力を先生が認めてくれたそのときに、新しい人生がはじまった。

それ以来、彼は、天から与えられたすばらしい聴力を生かして、ついには「スティーヴィー・ワンダー」の名で、1970年代の有数の歌手となったのである。

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短いお話ですが、その時の光景が目に浮かぶようでした。

人の才能を引き出すのは、トクベツな才能ではなく、「その人の持っている素晴らしい能力を認めて、口に出して伝えること」なの

だと、改めて気付かせてくれました。

「人を動かす」に書いてあることは「知っていること」はたくさんあるのですが、自分が実際に出来ているかと考えると、まだまだ・・・・・、なことばかりです。

知っていることと、実践していくことには、天と地の差があります。少しづつでも、「実践」出来る自分になっていきたいと思います。


PS・原則の中には、「名前を覚える」という原則もあります。名前のパワーは世界共通ですビックリマーク



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