いま、勤務している会社は、


グループ本社の大拠点が茨城なので、


茨城に営業所が4箇所あります。


仙台にも営業所があります。


と、いうわけで、


震災後の週明け、


3/14~毎日のように、


社員の安否確認、


営業所の被災状況の確認、


建築設計会社なので、


会社で請け負った建築物の確認、


などのために、


救援物資や人を送っていたのですが、


ここにきて少し落ち着いてきました。


そんな中、3/16の茨城・勝田の営業所からの


「欲しいものリスト」


の中に、「コーヒー」という言葉があったのに、


ちょっとした衝撃を受けたので、


忘れないように書いておこうと思います。


その時は、勝田の営業所は、


電気とガスは使えたのですが、


まだ、水も出ていませんでした。


(3/21から、出るようになりました)


会社からの救援物資の搬送により、


当座の水や、お米など、最低限の食べ物が、


足りてきたので、少し心にゆとりが出てきたのだと


いう思いとともに、


「人はパンのみにて生きるにあらず」


(新約聖書マタイの福音書4章4節)


と、いう言葉が頭に浮かびました。


聖書の解釈とは異なるかもしれませんが、


コーヒーブレイクの時間を持つこと。


その時、


嗜好品にあたるものをとりいれる事は、


人の心をほっとさせる効果があるのだと思います。


本当に大変なときを少し過ぎた時。


命の危険がなくなって、


日々の生活を営んでいかなければいけないとき。


「一杯のコーヒーを飲む」


そんな「心のゆとり」を持てる時間が、


これからは、さらに大切になっていくのではないかと感じました。


ちなみに、


会社の救援物資を運んでいただく際、


会社の方にお願いして、


個人的にもお菓子や、コーヒーなどの差し入れを


持って行ってもらったのですが、


受領されたみなさんが口ぐちに


「みんなで分けて食べます」


と、連絡をくれました。


大変なときに、優しくなれる人達、


日本人って


本当に素晴らしいと思いました。