空 (くう) は、
悟った人が見る世界。
固定的実態のない世界。
「我」の無い世界。
「空」について考えると、
いま、自分はここに
存在しているけれど、
もしこの世に
自分以外の人間がいなければ、
誰が
その存在を
照明してくれるのかな、
と、考えたりします。
自分の考えと、
人の考え、
別々の考え方が
存在しているからこそ、
個性が存在し、
だからこそ、良いのかも、
なんて考えてみたりもします。
鋼の錬金術師に出てきた
「一は全、全は一」
って、こういうことなのかな・・・・・
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ウィキペディアより
●空とは何か
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A9%BA_(%E4%BB%8F%E6%95%99 )
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「空」の概念は非常に難解であるが故に、
しばしば「虚無 (無)」と混同されがちである。
しかし本来は全く異なる概念であり、
むしろこの虚無も「空」によって成立する物事の一部である。
般若心経 の一節「色即是空 空即是色」は、
「すべての物事(色)は空によって成立しており、
空こそがすなわち物事(色)である」
というような意味であるが、
この一節こそが空をもっとも的確に表現している。
例えば、そこらの草木を建材として庵 を結ぶ場合、
庵が出来上がれば庵という現象が成立していることになる。
しかし、庵を分解して草木にしてしまえば、
庵という現象は成立していないことになる。
つまり、庵は「存在している」とも言えるし、
「存在していない」とも言える。こ
れこそが竜樹の解釈による「空」の概念である。
この世のすべての物事(色)は相互に
因縁 によって結びつき、ある現象を構成している。
つまりこの因縁の関係性こそが「空」なのである。
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