イスラム教を信仰する国の国旗には、
圧倒的に、「緑色」と、「月と星」が多く使われています。
私はイスラム教の国の建築物や、雰囲気が好きで、
モスクも大好きです。
トルコ、ヨルダン、レバノン、シリア、チュニジア、
モルディブ、エジプトなどを巡った時、
国旗を見て、
「なんで月と星なんだろう?緑色を使っているのも日本と正反対だな」
と、感じていましたが、
昨日ふと目にした雑誌の記事で、その疑問がとけました。
>日本では「太陽」は恵みの象徴でもあり、
>国旗にもなっている尊ばれるべきものですが、
>中東では灼熱の太陽は、脅威の象徴であり、
>夜空に輝く月や星こそが愛すべき対象なのです。
と、いうものです。
そして、緑色に関しては、
>イスラム教を起こしたマホメットのターバンの色が緑だったので、
>イスラム教では緑は神聖な色とされている。
と、いうことでした。
そして、
>三日月と星はイスラム教の象徴で、
>三日月は発展を、星は知識を意味します。
とのことです。
なるほど~。
「月と星」理論でいけば、
緑色に関しては、もしかして、
「豊かな緑あふれる大地への憧れ」もあるのかも
しれないな、と感じました。
そう考えると、
日本は、水と太陽に恵まれ、太陽を信仰する
とても幸せな国なのだと再確認しました。
愛すべきものの対象が、国によって違い、
それが、国家を象徴する国旗に表されていたことに
気が付けて良かったと思います。
そういう根本的な思想の違いを理解することが、
国民性の違いを理解する第一歩なんじゃないかと感じました。