昨日は、「オルセー美術館展2010」 に行ってきました。


平日の午後だけれど、それなりに混んでいて、


自分のペースでは、観て回れないので、


作品にたどり着くまで、順番待ちです。


次々と人が訪れていて、


休日に行ったら、TDL並みに並んで入場制限かかったり


するんだろうなぁ、という感じでした。


入場したら、入り口から、いきなり


ドガの「階段を上がる踊り子」 が展示してあって


「わぁ!」と、びっくりだったのですが、


今回の展覧会は、本当に


有名作品満載で、「美術の教科書で観た絵」


がたくさん展示されていました。


今回重点的に観たかった絵は、



ゴッホの「星降る夜」



です。

ルソーは、中学生の頃から好きで、「蛇使いの女」は、

「1度は実物を観たい!」と思っていた絵なので、鑑賞できて

とても嬉しかったのですが、

今回、一番心を奪われたのは、モローの「オルフェウス」でした。

ギュスターヴ・モロー の作品は、実物と、画集では、1000倍の差があると

思っています。

モローの描く人の肌は、この世のものとは思えない透明感で、

服や装飾品は、宝石のように美しく、

描かれるのは、ギリシャ・ローマ神話や聖書の耽美な世界です。

肌の質感としては、ラファエロ も大好きなのですが、

ラファエロの肌は、まるで生きている人のようで、

モローは、人ではない幻想的な感じを受けます。

モローは、

「私は手に触れたものも、眼に見たものも信じない。

私は眼に見えないもの、感じたものだけを信じる」

という有名な言葉を残しています。

また、美術学校の教授として、絵画の世界に革命を起こす、

マティス、ルオー、マルケなどを育てています。

2005年に、「プーキシン美術館展 」に行った際に、

一番感動したのが、マティスの「金魚」 だったのですが、

マティスの先生が、モローだったと思うと、

なんだか感慨深いです。

久しぶりに、美術展に行ってリフレッシュ出来ました。


とか


などのポップアートを観にいきたいです。

(MOMA大好きです!)