大好きな、モンゴメリの「赤毛のアン」の中に、




「最も高みにあがれるものは、最も絶望にうちひしがれる」




と、いうような言葉が書いてあったのを覚えています。



ときどき、



「キラキラしてまぶしすぎる」とか、



「すいれんちゃんのようには出来ない」とか、



その他、否定的な言葉を伝えられて、突然距離を置かれたりする事があります。




そんな時は、とても、悲しく、寂しくなります。




私は




「努力しないで人生上手くいっている」




「苦労知らず」




に見えるらしいのです。




「人と比べてどの程度余分に努力をしてきたか?」




と、問われると即答出来ないのですが、




「寂しい・苦しい」という思いの量は、子供の頃から




かなり多く感じてきたと思います。
 



子供の頃、私は全く子供らしくない子供でした。




自分に、無力さを感じ、




生きている意味を求め、




「世界は、なんて苦しいところだろう」と感じて




日々過ごしていました。




「子供の頃に戻りたい」と願う人は多いようですが、




私は、あんなに苦しく、辛い子供時代を




2度と体験したくありません。




大人になり、




年齢を重ねれば、重ねるほど、




心が軽くなり、




どんどん自由になっているのを感じます。




もし、今の私がキラキラだとしても、




キラキラになるまでに、30年かかっています。




「努力しないで上手くいっている」




と、見えるのかもしれないけれど、




「自分はダメな人間だ」




「存在価値がない」




「死んでしまいたい」




そんな風に考えていた毎日を経て、今があるのです。




子供の頃に苦しかったから、




苦しい人の気持がよく分かります。




自分がそうして欲しかったから、




人を理解したいと願って行動しています。




「キラキラしてまぶしい」




「私はそんな風には出来ない」




そう感じる人は、自分の苦しさで、




人の「キラキラ」の部分しか、見えなくなっているのかもしれません。




誰にでも、プラスと、マイナスの部分があります。




キラキラの裏側には、寂しく、苦しい気持もあります。




本当にキラキラしている人は、その寂しく、苦しい気持さえも




きちんと人生の糧としてしまうのですが、




私は、まだ苦しみを味わう




レベルまで達する事が出来ていません。




(そういう人間になりたいとは願っています)




今、「キラキラしている人」は、




「キラキラ貯金」をしてきた人




なんだろうと思います。




キラキラ貯金とは、「良い事」は、もちろんだけれど、




マイナスの感情をプラスにしてきた人、




つまり、




こういう事なんじゃないかな、と思います。




マイナスと、プラスがひとつになる事。




そこで、パワーが生まれるのだと思います。







☆名言セラピー【名言道】



命を生み出す「土」



「+」プラス
「-」マイナス

どっちもあって「土」という字になる。

「土」という字の土台は

マイナスの方なんです。