愛情を大切にしたくなるお話を教えていただいたのでシェアします。

とても心に響きました。

愛情を大切にする事を「実践する」していく事の大切さを教えてくれる

お話だと思います。


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①貯徳問答講で教えていただいたお話。

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師講メールに、竹彦さんと言う講師さんがご紹介されたお話があるので、ご紹介♪


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竹彦です

クリスマスの日に関係するお話を竹彦講の陽子さんからいただきましたので
転載いたしす。


2.陽子です。

孝子さんへの返信を書いているときに、以前マイミクさんに教えてもらった
この話を思い出しました。

『致知』に掲載されていたそうなので、皆さんご存知かもしれませんが、
ご紹介させていただきます。

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小学校で5年生の担任をしていた教師の話です。

その先生は、小学校5年生の担任になった時、自分のクラスの中に一人、
どうしても好きになれない少年がいました。
服装が不潔でだらしなく、好きになれなかったのです。
先生は、中間記録に、少年の悪いところばかりを記入するようになってい
ました。

ところが、ある時、少年の1年生からの記録が目に止まりました。

1年生の時は、「朗らかで、友達が好きで、親切。勉強もよくでき、将来
が楽しみ。」 と記録されていました。

「間違いだ。他の子の記録に違いない。」と、先生は思いました。

2年生になると、「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する。」
と記録されていました。

3年生では、「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りする。」

3年生後半の記録では、「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる。」

4年生になると、「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、
子どもに暴力をふるう。」先生の胸に激しい痛みが走りました。

ダメと決めつけていた子が突然、深い悲しみを生き抜いている生身の人間
だと感じられたのです。先生にとって、目を開かれた瞬間でした。

放課後、先生は少年に声をかけました。

「先生は夕方まで教室で仕事をするから、あなたも勉強していかない?
分からないところは教えてあげるから。」

少年は初めて笑顔を見せました。

クリスマスの午後、少年が小さな包みを、先生の胸に押しつけてきました。
あとで開けてみると、香水の瓶でした。

亡くなったお母さんが使っていたものに違いない。
先生はその一滴をつけ、夕暮れに少年の家を訪ねました。

一人で本を読んでいた少年は、先生に気がつくと飛んできて、先生の胸に
顔を埋めて叫びました。

「ああ、お母さんの匂い!きょうは素敵なクリスマスだ!」

6年生の時、先生は少年の担任ではなくなりました。
卒業の時に、少年から一枚のカードが届きました。
「先生は僕のお母さんのようです。 そして、今まで出会った中で、一番
すばらしい先生でした。」

それから6年が経ち、またカードが届きました。
「明日は高校の卒業式です。 僕は5年生で先生に担当してもらって、
とても幸せでした。 おかげで奨学金をもらって医学部に進学することが
できます。」

さらに10年が経ち、またカードが届きました。

そこには、先生と出会えたことへの感謝と、父に叩かれた体験があるから
患者の痛みがわかる医者になれると記され、こう締めくくられていました。
「僕はよく5年生の時の先生を思い出します。あのままダメになってしまう
僕を救ってくださった先生を、神様のように感じます。大人になり、
医者になった僕にとって最高の先生は、5年生の時に担任してくださった
先生です。」

そして1年後、届いたカードは結婚式の招待状でした。
「母の席に座ってください。」
と一行、書き添えられていました。

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「致知」12月号 致知出版社より



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②小さなコツのタクさんのメルマガより

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ニューヨークの、とある大学病院で、アメリカ人医師が体験した実話です。

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小児科病棟にナンシーという名の小さな女の子が入院して来ました。


ナンシーは三歳になっていたのですが、
身体が生後一歳半程度の大きさにしか成長していませんでした。


本来なら可愛い盛りなのに、まるでなにか…
“猿の干物”のような痛々しい姿です。


病院の医師たちは、
“大きくならない原因”があるとみて様々な検査をしましたが、
器質的な異常は見当たらず、病気でもありませんでした。


あらゆる手段を講じましたが、
ナンシーは少しも成長しないばかりか、
声を出す元気すらありません。


入院して三ヶ月経った頃、看護師の一人が主治医に、
「ナンシーの家族が一度も面会に来ていません」と告げました。


周りのスタッフたちも、ハッとしました。

そしてすぐに両親に呼び出しを掛けました。


ところが、ナンシーの両親は一向に病院に現れませんでした。


主治医はとうとう堪り兼ね、
ナンシーの両親に会いに行こうと決心しました。


入院時に書き込まれ提出されていた書類で
住所を探し訪ねて行きました。


両親の住むアパートに着いてインターホンを鳴らし、
「ナンシーの主治医で◇◇です」と名乗りました。


ナンシーの両親と見られる若い女性が出て来て
ドアを開けましたが「ちょっと待ってください」と言うなり、
主治医の顔も見ずにすぐに奧に姿を消してしまいました。


主治医は居間に通されはしたもののそのまま放っておかれました。


書斎ではナンシーの両親であるらしい男性と女性が、
パソコンの画面に向かって必死な形相で論文か何かを打ち込んでいます。


かなりの時間が経ちました。


母親とおぼしきその女性がやっとキーボードを打つ手を止め、
医師の方にやって来ました。

父親はコンピューターの画面に向かったまま
訪問者・医師の方に視線を向けようともせず
ただ画面の作業に没頭していました。


「あの子は必要なかった。子供はまだ欲しくなかったんです」


母親は口を開くと、真っ先にこう言いました。


の両親は、聞けば世界的に有名なビジネス・スクールの
最終学年に在籍しているとの事。


このスクールでは毎年多くの経営者を輩出し、
またその授業内容の厳しさでも有名でした。


「今書いている論文に、自分たちの将来が、
明るい未来がかかっているんです。だから必死で書いているんです」

母親はやつれきった表情で言いました。


「だから欲しくなかったんです。
でも勉強が忙しくって堕ろせなかったんです。

あの子は、こんな忙しい時に生まれて来て、厄介な子なんです」


「兎に角、論文さえ済んだら面倒を見ますから」


そう言うと母親は、医師を追い立てるように、ドアに導きました。


その間、書斎で画面に向かっていた父親はたった一度も、
医師の方を見ようとも、話を聞こうともしませんでした。

ナンシーの主治医は黙って病院に戻りました。

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次の日、主治医はナンシーを陽あたりのいい、
人の行き交う廊下に移しました。

ベッドごと!


そして、そのベッドを置いた廊下の壁に大きな張り紙をしました。


『わたしはナンシーです。 あなたがここを通る時、
もし急いでいるなら、ナンシー!と呼んで、微笑みかけてください。
もし、あなたに少し時間があるなら、ナンシーと呼びかけ
わたしを抱き上げあやしてください。

もし、あなたにゆっくりと時間があるなら、ナンシーと呼んで
わたしと一緒に遊んでください。

わたしを抱き上げ、頬ずりし、あなたの胸や腕や声のぬくもりを
わたしに伝えてください』


早速、ベッドの脇を通りかかる医師、看護師、患者さんたちが
それを実行し始めました。


ある人は通りすがりに名前を呼んでにっこりと微笑みかけ、
ある人は立ち止まって頬ずりし、あやし、愛情いっぱい注ぎました。

ある人は抱き上げ、自分の病室や庭のお散歩に連れ出しました。


誰もが時間をゆっくり取れても取れなくても、
優しい言葉で温かい心を伝えていきました。


そうして、三ヶ月が経った頃、ナンシーの体重は
正常な三歳児にほぼ近づき可愛い笑顔を見せて笑い
言葉も急速に覚え始めました。

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自分の事で精一杯な両親でも、
ナンシーに対して食べ物は与えていました。


しかし本当に人間を育てる「愛情」を与えていなかったのです。


病院の医師や看護師、入院患者、見舞い客たちは、
「人間が人間として成長するために、最も大切な不可欠なもの」
があるという事をナンシーを通して思い知らされました。


与えたはずの人たちが逆にナンシーからそれを教えて貰っていた、

いいえ、与えて貰っていたのです。最も大切なもの――を。


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人が癒されるには辛い思いをします。

人生は、決していい事ばかりが起きる訳ではありません。

私たちは、幸せとは、なんにも苦しみがなくて、
何事も自分の思い通りになる事と思いがちではありますが……。

本当に全てが自分の思い通りに動いてくれたら
どんなに楽でいいでしょう。


しかしそんな事は万に一つも起こらず、
イヤな起きてほしくない出来事が起ります。


この世はいい事ばかりではありません。

辛い事も悲しい事も起きて、
陰と陽のバランスが取れるようになっているのではないでしょうか。

人生の辛い、悲しい事を通してはじめて
人の心に寄り添える人に成長するのではないでしょうか。


人間の成長とは「あなたが何かしてくれるなら私もあなたを大切にしましょう」
という条件付きの関係から人間の深いきずなに目覚め、

「あなたの痛みは私の痛みである。あなたは私である」という、
人間の連帯を体験しはじめ、条件付き愛情から、
無条件の愛情へと転化した時と言えましょう。


心の中心軸が自分中心から他人へ
他人を含む大きな世界へ向かって方向転換をした時、

これこそが「改心」という事であり「癒し」です。

そういう人たちを見ていると、
見ている側の人もまた癒されてゆくのです。

私は沢山の人々との出会い特に死に逝く人たちとの
交わりを通して癒しの恵みをいただきました。


お一人お一人が貴重な体験を私に分かちあってくださる時、
また聴いた事を一人心の中で思い巡らす時、
私は生きている喜びと至福の煌めきを体験したのでした。


それは幼いナンシーが、陽のあたる広い廊下で、
人々から愛をいっぱいに受けていた時と同じだと確信しています。


一人でも多くの方に、この命の煌めきを味わっていただけますように。

感謝を込めて

――作者 鈴木秀子――
【今日のコツ】
人間が人間として成長するために、
最も大切で不可欠なものがある



小さなコツがあなたの役に立ちますように♪


《大切なことを知るコツ?》 NO.588
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小さなコツのタクです。

今日も最後まで読んでくれてありがとう。


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