家探しのお供、Googleマップ。みんな一回は使いますよね。
けっこう前ですが、Googleマップ使った土地探しに使えそうな機能をまとめて紹介しました。
そのネタのひとつに、Google Mapで土地の日当たり計算する方法!というものを書いたんですが、
そこで紹介した方法でGoogle マップがやってるのは、実は隣の建物までの距離を測るだけ。
あとは距離から建物の影になる角度を自分で計算しましょ。というなんともいい加減なネタでしたしかも南向き限定。
そんな記事にも細々ながら、検索経由で日当たり気になる方からアクセスがあるっぽい。ヤバい。
罪滅ぼしを兼ねて、日当たり関連ちょっと追記してみます!
後半は割と理系ボーイあたりにしか響かなさそうなネタ。それをマイホームカテに投稿する勇気。(必要ない勇気)
追記: 別のソフトを使った日当たりシミュレーションの記事を書きました
![](https://ssl-stat.amebame.com/pub/content/9477400408/amebapick/item/picktag_autoAd_301.png)
おすすめアプリ
1番簡単なのはアプリ使っちゃう。
『太陽の場所と軌跡』というアプリを発見しました。無料ですが、広告見ればストリートビューに太陽位置を重ねて見せてくれます。わかりやすい。
赤丸が夏至、青丸が冬至、黄色が選んだ日付での太陽の位置ですね。
しかもiOSとAndroidどちらも対応してるみたいです。Siranet Gkさんという開発者の方のもの。ありがたや。iOSだけ試してみましたので直接リンクしてみます。
必要なステップは4つ。地味にめんどくさいので、実例スクショ付きでお送りします!
- 土地の緯度と経度を調べる
- その土地の太陽の向きと位置を調べる
- Google ストリートビューのURLを修正して、視点を太陽に合わせる
- 作成したURLを開いて、太陽方向に建物があるか確認する
1. 緯度、経度を調べる
やり方①
Googleマップ上で地点をクリックすると、画面下の方に、青字で二つの数字が出ます。
それぞれ緯度と経度です。日本だと20-45の間になってる数字が緯度ですね。
35.665069, 139.730337
やり方②
もしくはストリートビューを開いた状態でアドレスバーを確認すると、URLの@のすぐ後に2つ並んだ数字が緯度と経度です。
緯度と軽度を次のステップで使うのでメモります。
実例どこでやってもいいんですが、せっかくなんで東京ミッドタウンの広場一角に注文住宅を建てた場合の日当たり計算してみましょう、
2.太陽の向きと位置を調べる
Webで使える太陽高度の計算ツールがありますので、先ほどメモした経度を入力します。
「東経」に経度を、「北緯」に緯度を入力、日時はシミュレーションしたい日を適当に選んでください。12月下旬が一番日光の入りにくい時期です。
すると、その日の時間別の太陽の高さと方向が表示されます。日当たり調べたい時間帯をひとつ選んで、高さと方位をメモってください。
実例ではミッドタウンの1/25 12:00の太陽位置を調べてみたところ、下の表から
- 高さ方向に35.23度
- 方位は北から時計回りに181.98度
と分かります。
3.URLを修正してストリートビューの視点を太陽に向ける
最後にストリートビューのURLを編集して、太陽方向を向いた状態にします。
下のURLのうち、色付きの部分を
1. で調べた経度/緯度
2. で調べた方位/太陽高度
で置き換えます。
https://www.google.com/maps/@?api=1&map_action=pano¶meters&viewpoint=35.665069,139.730337&pitch=35.23&heading=181.98&fov=10
4. URLを開いて建物に重なるかを確認する
先ほどのURL開くとストリートビューの画面が表示されて、画面ちょうど中央に太陽がくる計算です。
スマホの場合はアプリを開かず、ブラウザのままストリートビュー見てください。
実例だとこんな感じで
画面中央にがっつり建物があるので冬の正午くらいは日陰になってるんだなーという予想ができます。
ちなみに精度はそこまで厳密にはならないはず。
Google の車のカメラ位置が基準になるので、2メートル前後の高さから見た太陽位置のシミュレーションになるだろうと思いますが、
Googleカーが斜面上で撮影したストリートビューの場合、地面の傾き分だけ太陽位置の計算がずれます。
(これは推測ですが前半で紹介したアプリも同じ挙動のはず・・)
ので!明らかな斜面の場合は、誤差が出てきちゃいますのでご注意を。
以上かなり自己満足な記事ですが、お付き合いありがとうございました!